妊娠中の丸山桂里奈「SNSのコミュニケーションは難しい」それでもSNSを続ける理由
第一子を妊娠中の元サッカー日本女子代表 丸山桂里奈さん。2月末に出産を控えた現在も、SNSで妊娠中の生活について赤裸々に語っている。そんな中、自身のつわりの発信に対し「本当につわりがつらいなら仕事はできない」と、批判的なコメントが寄せられたことがあるという。そのほかにも、サッカーW杯で日本代表を応援するコメントに対してもネガティブな反応があったりと、度々SNSで批判的なコメントを受け話題となっている。それでも「私にはSNSが必要」と語る丸山さんに、妊娠中の今だからこそ感じるSNSの使い方について話を聞いた。(Yahoo!ニュース Voice)
一人ひとりの気持ちに寄り添いたいけど…
――現在、YouTubeをはじめ、SNSで妊娠の状況を発信されていますね。 丸山桂里奈: 普段、テレビではパーソナルな話はなかなかできません。自由に発信する場が欲しいと思ってYouTubeを始めました。YouTubeやSNSで妊娠のことを話すのも、私と同じ状況の妊婦さんの心を少しでも軽くできればいいなと思って発信しています。 ――SNSで妊娠について発信することで批判的なコメントがあったと伺いました。 丸山桂里奈: テレビ番組で妊娠発表をしたその日に、改めてYouTubeでも妊娠の報告をして、私自身が体験したつわりの症状のお話もしました。私の場合は、吐き気があり本当につらい状態でしたが、なんとか仕事は続けることができました。それに対して「本当につわりがつらい人は仕事なんかできない」というネガティブなコメントが寄せられました。 そのほかにも、YouTubeの視聴者から「自然妊娠ですか?」という質問があった際に、私たち夫婦は自然に妊娠するということを目標にしていて、それが無理だったら段階を踏んで不妊治療をしようということを話し合い、結果的に自然妊娠で子どもを授かることができたという経緯を話しました。それに対して「わざわざ言う必要はない」など、批判的なコメントがありました。いろいろな状況の人がいる中で、一人ひとりの気持ちに寄り添うのは無理があり、意見を分かり合うのは難しいと思ったのも事実です。 改めて、妊婦の症状も状況もみんな違うので“正解はないんじゃないか”と思います。私はSNSを通して「私の場合はこうだったよ」と伝えたいし、同じ悩みを持つ人に寄り添いたい。でも、そういうお互いの気持ちのズレみたいなものは、SNS上でコミュニケーションを取る難しさだと感じました。