【若駒ピカイチ】キングノジョーは半兄に天皇賞・春を勝ったジャスティンパレス ルメール騎手も「すごく楽しみ」と評価
◆キングノジョー(19日、東京新馬、芝2000メートル)=美・田中博、牡、父シルバーステート、母パレスルーマー、母の父ロイヤルアンセム 《戦評》新馬戦らしく前半1000メートル通過が1分3秒0とゆったりとした流れの中でも折り合いを欠くことなく、道中はスムーズ。直線は追い出しを待たされる場面があったが、ゴーサインが出ると隣りの馬を押しのけるようにしてスパート。大きなストライドでグイグイと伸びて、2着に2馬身半差をつけた。 《血統》半兄ジャスティンパレス(父ディープインパクト)が天皇賞・春を勝ち、同パレスマリス(父カーリン)も米GⅠ2勝。スケールが大きく、大舞台に強い血筋で成長力も期待できる。 《将来性》ルメール騎手は「スローペースでもいい瞬発力を見せてくれた。距離ももつし、いい感じ。これからがすごく楽しみ」と高く評価。ペースアップに対応できるかどうかが鍵も、きれいなフットワークから繰り出す末脚は直線の長いコース向き。血統背景からさらに距離が延びても対応できそうで、クラシック路線に進める素材だろう。(山口大輝)