遅刻を繰り返す部下に「いつも遅刻しているけど」はNG。発達障害グレーゾーンの部下にしたい上司のマネジメント術
褒めることもセットで
できないことばかりにフォーカスせず、褒めることもセットにするのが大切。「できるようになったよね」「助かっているよ」などと、肯定的な言葉をかけるのもお勧めだという。 舟木さんは、特性を“能力の凹凸”とも表現する。例えば、部下の技術的な能力が90点、コミュニケーション能力が20点だとしたら、会社や部署が求める能力で働きやすさも違ってくるそうだ。 「相手の人格や能力を否定しないこと。一緒に解決する姿勢を持つこと。グレーゾーンに限ったことではありませんが、これが信頼関係の築き方なのではないでしょうか」 舟木彩乃 ストレスマネジメント専門家。公認心理師・精神保健福祉士。博士(ヒューマン・ケア科学/筑波大学大学院博士課程修了)。カウンセラーとして約1万人の相談に対応し、中央官庁や地方自治体のメンタルヘルス対策に携わる。
プライムオンライン特集班