「ゼロゼロ融資」6割が予定通り返済中 物価高、人手不足…厳しい状況は変わらず
◆ ◆ ◆ 5月13日、改装中の「肉の名門 島田屋」旧本店(同市)に県信用保証協会、銀行、よろず支援拠点の担当者らが集まった。店舗改善を専門とするよろず支援拠点のコーディネーターは、客の導線確保や陳列棚の配置といった売り上げ増加につながる店舗作りについて助言した。 同社はホテルや結婚式場などへの卸業が9割を占める。コロナの5類移行もあり、業績は9割まで回復したものの宴会や婚礼は小規模が定着した。 新たな収益策として、旧本店を改装し総菜や加工品の販売を強化する。6月中の開店を目指し、県内企業との共同商品開発にも取り組むという。島田秀樹社長(56)は「食肉卸として培った技術を生かし、島田屋の商品として販売する。知名度を上げて増収につなげたい」と意気込んだ。
南日本新聞 | 鹿児島