ヤクルト高津監督「そこポイントじゃない?」配置転換の小澤怜史に“信頼の言葉” 満塁のピンチをしのぐ
◇プロ野球セ・パ交流戦 ヤクルト7-2西武(5日、神宮球場) ヤクルトは5日の西武戦で、6回に一挙5得点をあげるなど逆転勝利。高津臣吾監督は3点差の8回に満塁のピンチを抑えた小澤怜史投手をたたえました。 【画像】オールスターファン投票 6月5日の第12回中間発表ではヤクルト長岡秀樹選手が遊撃手部門でトップに浮上 1点を追う6回にサンタナ選手の2点タイムリーとオスナ選手の7号3ランで一挙5得点。しかし3点差で迎えた8回は3番手の山本大貴投手が、ヒットと2つの四球で2アウト満塁のピンチを招きます。 すると高津監督は、小澤投手をマウンドへ送り出し、西武の佐藤龍世選手をアウトコースいっぱいのストレートで見逃しの三振。最大のピンチを脱しました。 「そこポイントじゃない?もしかしたら」と高津監督。「1本ヒットでもフォアボールでも出てたら展開が分からなくなったかもしれないし、よくあそこを投げきったと思いますね」と好リリーフの右腕をねぎらいます。 小澤投手は、試合前で今季7試合全て先発登板し、防御率2.77も援護に恵まれず0勝5敗の成績。今季初となるリリーフ登板でした。高津監督は「これは間違いなくチーム事情というか、リリーフが不安定なので先発から誰か1人回さなきゃいけない。リリーフできる先発は誰だってなったとき、やっぱり小澤しかいなかったので」と登板理由を明かします。 また、「久しぶりのリリーフの登板なので本人的には思うところがあったと思いますけど、小澤ならと思って出しているわけで、よく投げきってくれたと思いますね」と信頼の言葉を口にしました。