年初来高値更新が続出、「利食い」タイミングの見極め方
高値更新の銘柄数が増えていますが、そうなると難しくなるのが利益確定のタイミングです。“負けない投資家”になるためには、どんな点を意識すればいいのでしょうか(イメージ写真:ELUTAS/PIXTA)
東証プライム上場銘柄の年初来高値更新銘柄が9月4日に418まで達しました。年初来高値更新銘柄が400を超えるのはなかなかないことで、数年に1度というレベルです。 実際、東証プライム銘柄の多くは株価が大きく上昇し、年初来高値更新どころか上場来高値更新となる銘柄も目立っています。皆さんが保有している銘柄についても、株価上昇により含み益が膨らんでいるものがあるかと思いますが、ここで悩みどころとなるのが、「いつ利食いするのか」という点です。 筆者も株式投資を25年続けていますが、この「利食い」については今も「これだ!」という正解にはたどり着けていません。利食いをしたあと、株価が大きく下がって、いいタイミングで売却できたこともありますし、逆に利食いをしたあとも株価上昇が止まらず、悔しい思いをしたことも数えきれません。 ですから、利食い売りについては「売ったあとにさらに株価が上昇するリスク」と「売らずに保有した結果、株価が下がって利益が失われるリスク」の両方を天秤にかけながら行う必要があります。
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足立 武志