初めての「金沢旅行」で奮発して「グランクラス」の予約を検討しています。「普通車」の2倍近い金額を払う価値はありますか?「グリーン車」との違いも知りたいです。
遠方への旅行で新幹線に乗る際に、どのようなグレードの座席を選ぶべきか迷う方もいることでしょう。シートの座り心地や車内サービスの充実度は、旅行の快適さを大きく左右します。 運賃は高くなるものの、旅行の思い出をより良いものにするために、移動手段にお金をかけて快適に過ごしたいと考える方もいるかもしれません。 長時間の移動を心地よいものにするためには、「グランクラス」を活用するのもひとつの手段です。 ▼新幹線で1人で「2席分」の購入はNGなの? 規則を確認 当記事では、「グランクラス」と「普通車」や「グリーン車」の価格差、サービスの違いなどを解説します。
そもそも「グランクラス」とは?
「グランクラス」とは、東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)が運行する東北・北海道新幹線(E5系・H5系)、北陸新幹線(E7系・W7系)、上越新幹線(E7系)で営業している特別車両のことで、1編成につき18名のみ利用することが可能です。 グランクラス利用者は乗車前にもサービスを受けられ、東京駅から利用する当日はフリーWi-Fi完備の「ビューゴールドラウンジ」でソフトドリンクやお菓子を楽しんだり、新聞や雑誌を読んだりしながらゆったりとくつろぐことができます。 「グランクラス(飲料・軽食あり)」の場合、車内では専任のグランクラスアテンダントから水やおつまみ、おしぼりなどをセットにしたウエルカムセットを受け取ることが可能です。 車内で提供される軽食は和食と洋食の2種類から選ぶことができ、厳選された季節の食材を使用した料理を堪能できます。飲み物はソフトドリンクやアルコール類など10種類以上の中から選ぶことが可能です。 車内は洗練されたデザインでシートピッチが広く、快適でゆとりのある空間となっています。座席は人間工学に基づいた身体全体をサポートする形状で、最大で45度までリクライニングすることができるため、心地よい姿勢で快適に旅を楽しむことが可能です。 また、ブランケットやスリッパなどの車内で快適に過ごせるアメニティーが用意されており、一部は持ち帰ることができます。なお、「飲料・軽食あり」の列車と「飲料・軽食なし」の列車については、それぞれ値段やサービス内容が異なります。