佐野海舟をめぐるマインツの対応に「容認できない」と一部で不満の声…これを受けてクラブが声明発表
マインツは16日、クラブ公式サイトで声明を出し、新加入のMF佐野海舟に対する声について取締役会の立場を表明した。 【動画】選手権優勝校の元10番FW「お姉ちゃんとジム」→映っていたのは世界的にバズった美女 先月4日に鹿島アントラーズからの完全移籍が発表された佐野は、14日に不同意性交容疑で逮捕されたが、29日に釈放。マインツは東京検察庁の捜査が終了したと伝え、今月1日からのチーム合流を報告した。その後、佐野は不起訴処分となり、16日のDFBポカール1回戦ビースバーデン戦で公式戦デビュー。延長戦までもつれた試合でフル出場し、2ゴールに絡む活躍を見せて3-1の勝利に貢献した。 ドイツ『ビルト』によると、マインツのウルトラス(熱狂的なサポーターグループ)は、佐野の件に関するクラブの対応を批判。「マインツの責任者は、沈黙というよく知られた行動パターンについて指示を出しています。このような問題をテーブルの下に隠しておくことは、多くのレベルで間違っており、私たち、特に性暴力の影響を受けている人々は、この状況を容認することはできません」と主張した。 これを受けてマインツは「取締役会の立場を表明する」と題した声明で「佐野海舟に対する東京検察庁の捜査は終了しました。選手に対する申し立てに関連し、当局によるこの法的決定は、私たちにとって極めて重要です」とコメント。さらに佐野との個人的な話し合いでは「彼をチームに組み込むという我々の決断に矛盾するような知見は得ていません」としている。 また、クラブは佐野をめぐる憶測などについて「我々は誹謗中傷や根拠のない疑惑には断固として反対します。必要に応じ、取締役会として我々に影響を及ぼすような虚偽の公的告発に対し、法的措置を取るつもりです」と表明した。