ワールドシリーズ第1戦

延長10回、フリーマンの満塁弾で逆転勝利したドジャース【写真：ロイター】

　米大リーグのワールドシリーズ（WS）は26日（日本時間27日）、第2戦がロサンゼルスで行われる。前日には、ドジャースがヤンキースに延長10回、6-3で劇的な逆転勝利。フリーマンの満塁弾で決着した。同僚は、舞台裏で大谷翔平投手とのやり取りを明かしている。 【動画】「これぞリアクションだ」　ド軍満塁弾の瞬間、大谷翔平が絶叫する実際の様子 　2-3と追いかける延長10回2死満塁で打席に入ったフリーマン。左腕コルテスの初球を完璧に捉えた。右中間へ伸びた打球はフェンスをはるかに越えて本塁打に。フリーマンは、打った瞬間に決着を確信したようにバットを掲げ、ゆっくりと一塁へ歩き出した。場内のドジャースファンは大熱狂。本塁ではドジャースナインがフリーマンを迎え入れ、歓喜を分かち合った。 　米MLB専門局「MLBネットワーク」公式Xは試合後、キケ・ヘルナンデスのインタビュー動画を公開。今までで最高の試合の一つだったか聞かれると、サヨナラ直前の大谷の打席を振り返り、ベンチ裏の打撃ケージにいた人に「この試合は野球史上最初のペイパービュー（PPV）になるべき。だってショウヘイが460フィートの本塁打を打つから」と予言していたという。この発言には司会者は爆笑した。 　しかし、大谷は左邪飛に倒れて予言はハズレ。直後にベッツが敬遠されフリーマンが逆転弾を放った。キケは試合後、大谷に「ショウヘイが打たなくてよかった」と冗談を伝えたそうで、「だってそれよりもさらに良かったからね。信じられない、クレイジーだったよ」と仮に大谷がHRを打った場合は3ランだったが、それを超える満塁HRでの決着。足首を負傷、三男マックスくんが難病の「ギラン・バレー症候群」を発症するなど苦難を乗り越えたフリーマンの一発に興奮を抑えられない様子だった。