リアム・ペインの死因が判明 部屋には白い粉とアルミホイル、画面の割れたテレビが残されていた
現地時間10月16日(水)、ブエノスアイレスのホテルで転落死したリアム・ペイン。アルゼンチン当局によると検死の結果、死因は複数の外傷、内出血、外出血だったことがわかった。リアムには25の傷害があり、それらは高所から転落したときに想定されるものと一致している。また「頭部の傷害は死に至るのに十分であり頭蓋骨、胸部、頭部、四肢の内出血と外出血が死亡に寄与した」と当局は指摘している。救急システムの責任者も頭蓋骨底が折れていたことを認めていた。
第1報ではリアムがホテルの3階の部屋のバルコニーから中庭に転落したとだけ報じられ、事故か故意かは調査中だった。その後、ブエノスアイレスの自治省のスポークスパーソン、パブロ・ポリッキオは「リアムはバルコニーから飛び降りた」と発言、事故ではなく故意だったことをマスコミに認めている。雑誌『ピープル』が報じた。
リアムが中庭に倒れているのを発見されたのは午後5時過ぎ。その前にホテルの支配人は警察に通報していた。新聞「デイリーメール」によると支配人は「ホテルにアルコールと薬物の影響下にある攻撃的な男がいる」「部屋を壊している。今すぐに誰か来てほしい」と訴えていた。続けて「客の命が危ないかもしれないから今すぐに人を寄越して欲しい。部屋にはバルコニーがあるから、何かするのではないかと心配している」とも。そして通報の最後には「救急車だけ送ってくれ。救急車だけ」。通話中にすでにリアムが転落していた可能性もあると見られている。
アルゼンチンの雑誌『Clarin』がリアムの部屋の写真を入手して公開した。その様子から、アルコールと薬物に関する支配人の発言が正しかったことがほぼ確実視されている。木製のテーブルの上には白い粉と丸まったアルミホイル、ライターが残されていた。テーブルの表面には焦げ跡、さらに黒焦げになったアルミ缶の蓋もあり、薬物を溶かして使っていたと見られている。バスルームのシンクにも使用済みのアルミホイルやキャンドルがあった。テレビの画面は激しい衝撃を受けた形跡があり、その近くには半分中身が残ったシャンパンのフルートグラスがあった。警察は部屋を捜索し、てんかんの治療や抗不安剤として使われているクロナゼパムを見つけている。薬物に関する調査は今も続いている。