〝廃棄素材〟うちわ 夏祭りで配布へ 環境問題を考えるきっかけに【長野・上田市】
上田市で、地元の廃棄素材で作られた環境に優しいうちわが夏祭りや花火大会に合わせて配布されることになりました。 暑い夏に欠かせないこちら。このうちわは上田市周辺で廃棄されるクルミの殻や竹などの自然素材、バイオマスプラスチックで作られています。 CO2の排出量を削減し循環型経済に貢献するために、上田市のプラスチック会社が製作したものです。 ■上田プラスチック・飯島洋一 社長 「地球に優しい木材なんかを使うことで、少しでも環境に配慮したものができるんだよということを、子どもたち、若い人たちに伝えていきたい」 このうちわが、上田市内の夏祭りや花火大会の開催に合わせ市民に配布されることになりました。 上田女子短期大学の学生がうちわのデザインを手がけるなど、〝産官学〟が連携した取り組みです。 ■アリオ上田・西嶋俊二さん 「お祭りということで多くの方がいらっしゃいます、その中で、SDGsについて取り組んでいる内容を、うちわを通じて皆さんに知っていただけたらと」 うちわは、アリオ上田などでおよそ6000枚が配られます。 また、不要になったうちわは指定の場所で回収され、来年のうちわに再利用されるということです。