東大名誉教授がすすめる、子どもの自己肯定感を上げるために「親がすべきたった1つのこと」
約10年前、娘が2歳のころ「日本の子ども・若者は諸外国に比べて自己肯定感が低い」「日本の子ども・若者は諸外国に比べて、将来に明るい希望を持っていない」というニュースをみて、衝撃を受けました。 (平成26年版 子ども・若者白書 内閣府:https://www8.cao.go.jp/youth/whitepaper/h26gaiyou/tokushu.html) 「えらい!」は子どもの自己肯定感を下げる!? 児童精神科の現役看護師が教える“褒めかた” 当時、育休を終えフルタイムで職場復帰をし、長時間子どもを預けて働くことに罪悪感を感じていた私にとってはショックなデータで「やっぱり子どもを預けて働いたらダメなのかな。3歳まではもっと子どもとの時間を取らないとダメなのかな。」と勝手に思い込み、子育ての不安がさらに増したのを記憶しています。 子ども・若者の自己肯定感に関しては、令和元年版の調査では、さらに悪化していて「自分に長所がない」と感じている子ども・若者の割合は40%近くにのぼります。 (令和元年版 子ども・若者白書 内閣府:https://www8.cao.go.jp/youth/whitepaper/r01honpen/pdf_index.html)
「自己肯定感が高く、意欲ある若者に育てていきたい」
東京大学名誉教授で、開成中学・高校の元校長である柳沢幸雄さんも、自己肯定感は大事だとおっしゃっています。 ーーーーーー どんな自分も受け入れ、肯定することで、外側からの評価で揺さぶられることなく、自分の決断を信じ、自己承認できることが大切です。 (略) 自己肯定感が低いと、失敗にめげず立ち向かう力や、社会貢献をしたいという視野を広くした意欲も弱いということになります。 (略) 子どもたちを少しでも自己肯定感が高く、意欲ある若者に育てていきたいと思います。 ハーバード・東大・開成で教えてわかった「頭のいい子」の親がしている60のこと より ーーーーーーーーーーー 子どもたちの自己肯定感を高め、子どもたちが幸せを感じながら人生を送るために、私たち親ができることはあるのでしょうか。