大人になった今だからわかる!子どもの頃「親にしてもらってよかったこと」。経験、考え方…子育ての参考にも
「厳しかった」「自主性を尊重してくれた」などの教育方針
自主性を尊重してくれることが良かったと感じる人もいれば、厳しく育ててくれたことを良かったと感じる人もいる。今回寄せられた親の教育方針は本当にさまざまでした。そこに正解はなく、だからこそ子育ては難しいのだと感じます。 「決定に口を出さず自主性を尊重してくれていた」(38歳男性/出版・マスコミ関係) 「厳しく育ててくれた。勉強の大切さを伝えてくれた」(26歳女性/主婦) 「子どもの頃、母親に嘘をつくなと怒られた。大人になり責任というものもでき、些細な嘘が大事件に発展する様を目の当たりにして母親に言われた事を思い出し改めて嘘はダメだと思い知らされた」(46歳男性/技術職) 「なるようになる、考えても無駄!とよく言われたこと。ポジティブ思考になり小さい事でくよくよしないようになれた」(51歳女性/主婦) 「なんでもメリハリをつけることを教わった。言動が柔軟に変化できるようになったかなと感じる」(31歳男性/総務・人事・事務) ほかにも「冷たい態度やトラウマになる事をたまに言われた。自分が親になってから子どもがどんな事がトラウマになるかなんとなくわかっている気がするのである意味良かった」(36歳女性/主婦)といった、反面教師として「良かった」といったケースも少なくありませんでした。親も人間だから完璧ではないのですが、どんな言動が子どもにとっていい影響になるのか予想もつきません。 今回は現在20~50代の男女が対象のアンケート調査となっており、そこから逆算すると親の年代はおそらく現在50代~80代くらい。昭和世代のど真ん中で、今とは時代も価値観も違うことも少なくはありません。当時は正しいとされていたことが令和の時代はNGなこともきっとあるはずで、すべてをマネできるものではないのかもしれません。 しかしいつの時代も共通しているのは「親が子どもを想う気持ち」。いい子どもに育って欲しい、幸せになって欲しいとの願いによっていつの時代も試行錯誤をしているように思います。その気持ちさえあれば、きっと子どもに伝わる。そんな気持ちで日々、子育てを頑張りたいものです。
高山恵