やはりレベルが違う!? J1→J2移籍で大活躍中の選手(7)孤軍奮闘!? 東北クラブの攻撃に欠かせぬ21歳
日本でトップレベルの選手が集うJ1リーグのクラブでは、さまざまな理由からピッチに立つことができない選手も多々いる。そんな選手が出場機会を求めてJ2のクラブへ行った途端に活躍するケースは少なくない。今回は、J1からJ2への移籍で改めて価値を証明している選手を紹介する。※データはJリーグ公式、スタッツはjleague.coを参照(5/25時点)。
MF:相良竜之介(ベガルタ仙台) 生年月日:2002年8月17日 前所属クラブ:サガン鳥栖 2024リーグ戦成績:15試合5得点3アシスト 相良竜之介は、サガン鳥栖の下部組織で育ち、2021年にトップ昇格を果たしたが、定位置確保に苦しんだ。昨季途中に期限付き移籍でベガルタ仙台に加わると、今季は完全移籍に切り替わってJ2でプレーしている。 今季の仙台の攻撃は、相良頼みと言っても過言ではないほど、相良が中心となっている。得意のドリブルはリーグで7位の51回でもちろんチームトップの数字。5得点も3アシストもチームトップで、クロス数はチーム2位の37回と、攻撃のあらゆる役割をこなしている。 第2節の横浜FC戦では、相手のタイミングをうまく外してコースに流し込んで決勝点を決めるなど、1得点1アシストで逆転勝利に貢献した。水戸ホーリーホック戦ではループシュートを決め、モンテディオ山形戦では強烈なミドルシュートを叩き込み、多彩なフィニッシュでゴールを量産している。 仙台は第16節を終えた時点の総得点が19得点で、上位陣の中で攻撃力に問題を抱えている。仙台が上位争いにいられるのは、相良の個の力があってこそと言えるはずだ。
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