専用ナビアプリに電車無料乗り放題 意外と?快適なパリ五輪取材
◇パリ五輪 女子 最終日(10日)◇ル・ゴルフ・ナショナル(フランス)◇6374yd(パー72) 厳選画像を大量アップ!「パリ五輪」フォトギャラリー 民泊サイトAirbnb(エアビーアンドビー)で借りたアパートから、Uberで会場のル・ゴルフ・ナショナルへ向かう。この2週間、毎日繰り返した15分間足らずの“通勤”だ。 しかし、女子ゴルフの最終日だったこの日は会場のかなり手前で行われている警備のセキュリティチェックに引っかかってしまった。取材に向かう記者とカメラマンではなく、Uberの運転手が…。免許証など身分証明書の提示を求められ、何やら押し問答。結局通してもらえず、その場で降りてコースに向かうことになった。
もう徒歩でも10分ほどの位置とはいえ、男子の時にも同じことがあったばかり。スムーズに会場へたどり着けるかはドライバー次第…というより運任せに近い。 そんなアクシデントもあったが、大会期間中は意外と“快適”で驚いたところも少なくない。まず、世界最大のイベントだけあって、ボランティアを含めた運営に携わるスタッフの数がすさまじい(多すぎる気がしないでもない)。
“手厚い”サポートは2週前のフランス到着時から。飛行機を降りてバゲージクレームへ向かう途中にスタッフが待機しており、名前を告げると、手元のリストを見て照合している様子。荷物をピックアップする前に近くのカウンターへ向かうよう言われた。日本に送られてきた紙の認証カードをラミネートフィルムで挟み、30秒もかからず取材パスが手に入った。 到着ゲートを出てすぐの場所には、宿泊先などへの交通手段を教えてくれる別のスタッフ。「電車だと2時間くらいかかるから、タクシーかUberがおススメかな」。1時間ほどでアパートに着くことができた。
パリ中心部からは離れているといっても、コースとアパートの最寄り駅周辺では自転車のBMX、比較的近いベルサイユ宮殿のエリアで馬術といった競技も実施。武装した警察官の姿を見ない日はなく、駅構内を通過する全ての人に手荷物検査を実施することもあった。 男女同じコースで2週間。カメラマンの撮影に“変化”を加えたかったので、5日(月)の練習取材後にはパリ中心部へ向かった(決して観光ではありません…)。