来季年俸6千万円のエ軍・大谷翔平がもし高卒でメジャー入りしていたら?
メジャーでも二刀流を目指す大谷翔平(23)のエンゼルスとの契約が正式に成立した。今後、日ハムは定めたポスティングの譲渡金2000万ドル(約22億4000万円)をエンゼルスから手にすることになるが、大谷の契約金は、エンゼルス球団公式サイトによると231万5000ドル(約2億6000万円)。すぐにメジャーに昇格してメジャー契約を結んでも年俸は、メジャー最低年俸の54万5000ドル(約6100万円)となる。 23歳の大谷は、労使交渉で決まった25歳ルールに該当するため、マイナー契約しか結べずに各球団が大谷獲得に使える資金は、最高475万ドル(約5億3200万円)から575万ドル(約6億4400万円)までだった。 もしも、25歳以上であれば、大谷は大型の複数年契約を結び、数百億円を手にした可能性は高い。 2012年には、ダルビッシュ有が、レンジャーズと譲渡金を含めて総額1億1170万ドル(約125億円)の契約を結んだし、2014年には、田中将大がヤンキースと、7年総額1億5500万ドル(約173億円)の巨額契約をしている。 では、大谷が、花巻東高校卒業後に日本ハムへ進むのではなく、当時、交渉をしていたドジャースやヤンキースと契約をして、5年のシーズンを過ごしていたら、契約金や年俸は、どうなっていたのだろうか。 大谷と同じく1994年生まれであるドジャースのコーリー・シーガー内野手、アストロズのカルロス・コレア内野手と比較してみる。 シーガーは、1994年4月生まれ。2012年のドラフトで一巡目18位で指名された。2015年9月に21歳でメジャー昇格。この時は27試合出場にとどまり、新人資格を保持して迎えた翌16年に3割8厘、26本塁打、72打点でナ・リーグ新人王を獲得した。シーガーのプロ入り時の契約金は235万ドル(約2億6000万円)。年俸は、16年は51万ドル(約5700万円)、17年は57万5000ドル(約6440万円)。 アストロズのコレアは、1994年9月生まれ。ドラフト対象のプエリトリコ出身で2012年に一巡目1位で指名された。契約金は480万ドル(約5億3000万円)。2015年に打率2割7分9厘、22本塁打、68打点で新人王。今季は故障したものの、22歳にしてチームになくてはならない中心選手。コレアの2017年の年俸は53万ドル(約5936万円)だ。 一方、大谷の日ハムでの5年の年俸の推移を振り返ってみる。