【速報】「『絶対やめちゃダメ』応援してくれる人がいる」と斎藤知事 改めて『辞職否定』 死亡の県幹部が残した「ワインおねだり疑惑」音声 自身の発言と認める
兵庫県の斎藤元彦知事の『パワハラ』や贈答品の『おねだり』疑惑をめぐり、死亡した元幹部職員が残した「ワイン、私飲んでないので、ぜひ」などとする音声データについて、知事は19日午後、記者団に自身の発言だと認め、『ワインを受け取った』と明らかにしました。
■疑惑の『おねだり』音声 「死をもって抗議する」死亡した元県民局長が残す
音声はおととし11月、県西部の会合に出席した兵庫県の斎藤知事の発言を、元県民局長(60)が録音したものとみられ、知事が県の特産品を「ねだっている」ような場面が収録されています。 【収録されていた斎藤知事の発言】「ワイン、私飲んでないので、ぜひまた。この間、いちごと、塩はあれですけど…折を見て、よろしくお願いします」 元県民局長をめぐってはことし3月、斎藤知事のパワハラ疑惑などを告発しましたが、『事実無根』として県から懲戒処分を受けました。 その後、告発を調査するための百条委員会が設置されましたが、今月7日、元県民局長が死亡しているのが見つかりました。 自殺とみられます。 関係者によると、元県民局長は「死をもって抗議する」という趣旨のメッセージとともにこの音声データと陳述書を残していたということです。
■『おねだり疑惑』の音声は『自身の発言』と知事 慣例でPR目的との見解示す
19日午後、記者団の囲み取材に応じた知事は、元県民局長が残した『おねだり疑惑』の音声について『自身の発言』と認めたうえで、ワイン2本を受け取り、自宅で飲んだと明かしました。 ただ、こうした県内の地場産品などを受け取るのは慣例であり、PRを行う目的があったとする見解を示しています。 【兵庫県・斎藤元彦知事】 「仕事としてですね。県の施策として産業振興の一環で大事なことですから飲ませて頂きました」 「私が就任してから色んな食べ物とか、知事室に届くことがあったんです。『こういうの頂いているの?』って聞いたら、秘書室の方も『前の知事の時からずっとそういうのを頂いていました』って言うので、『是非食べたりしてください』と『慣例だし、社交儀礼の範囲なので問題ないです』という話を私は受けていたし、県の生産者の方が一生懸命作られたものですから、ご厚意をお断りするのも心苦しいというのもありましたし、頂いていたということは事実」 Q実際にワインのPRはされた? 「具体的なことはしていないと思います。これはPRをするしないに関わらず、こういったことがあるということは、私の思いの中にしっかりインプットされました」 「物品を受領する際のルール作りとかあり方をどうするか。どうしていくべきかというのは、きっちり考えていったらいいなと思います」