【POG】ミュージアムマイルは24日中京デビュー「初戦から走れる」(栗東発)
競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。 11日のコスモス賞はアスクシュタイン(牡、藤原)が7馬身差で圧逃。無傷2連勝でオープン勝ちを決めた。レースを振り返って、田代助手は「力通りの競馬。1角で外へ逃げ気味になったりと遊びながらの走りだったけど、最後の反応は良かったし、強かった。今後が非常に楽しみな勝ちっぷりだった」と称賛。次走について、馬の状態次第になるが、札幌2歳S(31日・札幌、芝1800m)に参戦する可能性もある。まだ粗削りな面があり、伸びしろは大きそう。来春のクラシックでも楽しみな存在だ。 10日の新潟新馬戦(芝1800m)はジーティーマン(牡、小栗)が2番手追走から押し切ってV。師は「長距離輸送をクリアしてくれましたし、センスが非常に良くて、いい内容でした」と目を細めた。レース後は放牧へ。次走は萩S(10月26日・京都、芝1800m)を予定している。今後について、師は「ゲート裏でテンションが上がりやすい面がありましたし、馬体ももうひと回り大きくなってほしいと思います。心身ともに成長をして、距離をこなして、クラシックへ行きたいですね」と大きな期待を寄せた。 今回は次週デビューの新馬を3頭取り上げたい。新種牡馬アドマイヤマーズ産駒のモカラマーズ(牡、高柳大、母オアシスクイーン)は、24日の新潟新馬戦(ダート1200m)を横山武Jで予定。師は「芝でもやれそうな感じですが、厩舎の先輩モカラエース、オアシスドールがダートで勝っていますし、ダート戦でデビューをします。乗りやすいし、力もあります。あとはスタートが決まれば」と見通しを語った。 リオンディーズ産駒のミュージアムマイル(牡、高柳大、母ミュージアムヒル)は、24日の中京新馬戦(芝1600m)を幸Jで予定。師は「乗りやすいタイプですし、ひと追いごとに動きも良くなっています。特に難しい癖もなく、初戦から走れる態勢にあります」と感触は上々だ。 アイファーモービル(牡、父アポロケンタッキー、母レディワシントン)は、リフレーミングで小倉記念を制した鮫島厩舎の2歳初陣。半兄は僚馬で3勝を挙げているアイファーシアトル。古川助手は「体つきはまだ幼いけど、兄に似てダートの短距離が良さそうな感じ。スピードもありそうです」と好感触を伝える。24日の新潟新馬戦(ダート1200m)でデビュー予定だ。(馬サブロー栗東支局・塩手)