日産・西川社長が会見 ルノー新体制を受け(全文1)経営統合の提案は受けていない
3社の発展のためには何が重要か
Automotive news:はい、ありがとうございます。Automotive newsの【ハンス 00:20:19】です。すいません、英語で聞いてもいいですか。ありがとうございます。 (英語) 西川:私が申し上げたリーダーシップ、あるいはリードすると、アライアンスをリードするという意味だと思うんですけども、これ、やはりアライアンスをこれからさらに、をうまく使って、で、有効に活用して、それぞれのメンバーがそのベネフィットを得て、そして発展をしていくためには、やはりフットプリント、それから事業のフットプリント、それから企業規模でいうと、やはり日産がアライアンスの中で一番大きいわけですね。従って、リードするというよりは、日産がアライアンスに積極的に参画をして、うまくそれを使うということ、で、逆に言うと、日産も日産の規模というのをうまく使ってもらうということが大事なんで、より積極的にルノー、あるいは三菱とシナジーを取りにいくということ、そういう姿勢を持つことが非常に大事だと。 例えばルノーから、こういうことをしたいんだけどと、それはいいかもしれないねと。で、あるいは三菱さんからこれをしたいね、これをしたいんだけどと言われて、それはいいかもしれないねって、で、別の提案があったときに、それはどうかなと、こういう受け身ではなくて、もう一歩踏み込んで、こういう形でやっていこうよ、そうするとベネフィット出るよねと、その姿勢が、やはり少し日産が弱いと思ってました。で、そこをやはり中期的には、日産ももっと積極的にいこうよということ、それを言うつもり、むしろ日産の内部に対して言うつもりで、そういう言葉を使っていたということですね。 そういう意味では、ルノーの皆さんは非常にアライアンスをどういうふうに活用しようかということに関しては議論が深いし、非常にうまくやっていると思います。そういう意味では、ルノーの皆さんの知恵出しの在り方を日産も勉強して、そして、より効果的にベネフィットを取っていくという仕事をもっとしたいというふうに思ってます。 具体的になかなかそういうことはできてなかったんですけども、去年から、皆さん、何度も申し上げてますけども、LCV、ライト・コマーシャル・ビークルのところで、もっともっと明確にすっぱりとすみ分けをして、任せるところは任せて、自分たちがやるところに資源投入しようよということで、ピックアップトラックは日産、三菱、そしてコマーシャルバンはもうルノーにお任せして、ルノーのアセットを使うということを徹底してきました。で、やはりそういうことを徹底すると、非常に大きな効果が出てくるんですね。そういうことをプロアクティブにやるという姿勢が少し欠けてたというところの反省から、こういうハッパの掛け方をしてるということであります。 司会:はい。ありがとうございます。はい。じゃあ。 【書き起こし】日産・西川社長が会見 ルノー新体制を受け 全文2に続く