日産・西川社長が会見 ルノー新体制を受け(全文1)経営統合の提案は受けていない
自身の進退についてどう考えているのか
NHK:NHKの【ハヤカワ 00:07:27】と申します。NHKのハヤカワです。すいません、こちらです。よろしくお願いします。西川社長はゴーン前会長の不正も止められず、そして法人としての起訴も招きました。西川社長の経営責任は極めて重いと思われますけれども、今後のご自身の進退について、まず伺わせてください。 西川:確かにガバナンスの問題、これは、こういう状態を招いたということは、過去の経営陣、私も含めて、ここの責任というのは当然、重いと思ってます。で、今、進退というお話をされましたけども、私、責任として2つあると思っておりまして、1つは責任を、今、言われたように取るということ、それからもう1つは、過去起こったことですね、それからもう1つは今置かれている状況の中でのやるべきこと、責任を果たすということがございます。で、非常に会社の置かれている状態、今の状態は難しい課題をたくさん抱えておりますので、ここはまずは私の責任を果たすほうに注力をして、その上で今おっしゃった責任を取るということは考えていきたいというふうに考えております。 NHK:すいません、もう1問なんですけど、今後のスケジュールの話なんですけれども、取締役会を4月中旬に開いて、それでルノーの指名する取締役を含むメンバーの役職まで、これ、決めていくと。すなわちこの取締役会でスナールさんの役職まで決めるという理解でよろしいんでしょうか。 西川:ここに、すいません、まだ、ここに入ってる4月中旬の取締役会というのは、これ、もともとの予定です。従ってここから、簡単に言うと、ガバナンスについての宿題についての、もちろん、この前も討議しますけども、ここから最終的な深い討議をして、そして5月末までにその案をまとめて、それを6月の総会に諮るというプロセスとして書かれています。 で、今、申し上げた臨時株主総会は、役員の交代、部分的な役員の交代のためにやるとすると、これがおそらく4月のちょうど第2週ぐらいになると思ってます。で、そこでやることは、取締役の交代、メンバーの入れ替えですね。ということであって、それで出来上がった取締役のメンバー、これの中で、そのメンバーで、これから4月、5月、議論をして、検討をして、6月の体制を決めると、6月以降の体制を提案をしていくということになりますから、ここ、4月の段階の臨時株主総会では、取締役としてのメンバーの入れ替え、交代ということだけを提案をして決議いただくということになります。 司会:はい、ありがとうございます。はい、次の質問。はい、一番前の方。