西郷真央がバーディ量産「63」 米ツアー初の首位発進、22パットに「読みとスピードがマッチした」
<メイバンク選手権 初日◇24日◇クアラルンプールG&CC(マレーシア)◇6536ヤード・パー72> 渋野日向子のキスを横から見てみた【写真】 朝からグリーン上で好プレーを見せた。10バーディ・1ボギーの「63」で回った西郷真央が9アンダーで単独首位発進。この日のパット数は『22』と、バーディパットがとにかくカップに吸い込まれていった。 1番からスタートすると2番で6メートル、3番で8メートルを沈めた。ホールアウト後には大会を中継するWOWOWのインタビューに答え、「そこそこいいショットも多かったですし、つけたところもよかった。いいパッティングを決め切れた」と、すべてがかみ合う内容に満足げ。17番ではラフからの一打がグリーンを外れてボギーを喫したが、この日のプレーには笑顔が飛び出した。 5番からの4連続バーディは圧巻の一言。1ピンほどの距離を2ホール連続で沈めたかと思えば、7番では尾根越えの10メートルを超えるロングパットをねじ込んだ。8番では4メートル。後半に入ってもミドルレンジのパットがおもしろいように決まり、軽々と10個のバーディをもぎとった。 「読みとスピード感がマッチしていた」と自信を持って話すとおり、ラインに乗ったボールはカップ一直線に向かっていく。「ここ最近の中だと(カップが)傾斜に切られていなかったのでやりやすかった。芝質も変わってグリーンの状態もよくて、いいパットをすれば形になった」と調子とアジア連戦のなかで戦ってきたこの2週間よりも相性がよさそうだ。 直近3試合はすべて優勝も見える位置でのプレー。4位、2位、12位とそろそろ頂点を極めたい。年間ポイントランキングでもトップ10に入っており、その瞬間は確実に近づいている。 「ティショットが自分の中で違和感があったけど、許容範囲で振れていた。アイアンショットはよかったので続けていきたい」とドライバーに残る若干の違和感をなくし、「集中を切らさず」2日連続のビッグスコアをにらむ。