「Windows 10 22H2」の9月度プレビュー更新プログラムに問題/Chromeの速度低下解決やメモリセーバーなど純正ツール登場
純正ツール登場 Chromeの速度低下解決やメモリセーバーなど
Googleは10月29日(現地時間)、デスクトップ版Chrome向けに、新しいパフォーマンスコントロール機能をリリースした。これを利用すると、デスクトップ上のリソースの使用方法をより細かく制御できるようになるとしている。 今回リリースされたのは、パフォーマンス検出ツールとメモリセーバーの新モードだ。 パフォーマンス検出ツールは、Chromeの潜在的なパフォーマンスの問題を事前に特定し、解決策を提案するというものだ。例えば、現在使用しているタブを高速化するために、他のタブを非アクティブにすることを提案する場合がある。表示されるアラートから「今すぐ修正」をクリックするだけで、提案が適用される。 メモリセーバーは、使用してないタブのメモリを開放するという機能だ。従来はオンとオフしかなかったが、新たに「適度」「バランス重視」「最大」の3つのモードが追加された。 ・適度:メモリを適度に節約。タブは長時間経過してから非アクティブになる ・バランス重視:メモリをバランスよく節約。タブは最適な時間が経過してから非アクティブになる ・最大:メモリを最大限に節約。タブは短時間経過してから非アクティブになる これらの機能は、Chromeの「設定」→「パフォーマンス」から変更できる。
Google Chrome更新 深刻度「Critical」のセキュリティ欠陥に対応
Googleは10月29日(現地時間)、デスクトップ向けChromeの安定チャネルをアップデートした。アップデート後のバージョンは、WindowsおよびmacOSが「130.0.6723.91/.9」、Linuxは「130.0.6723.91」となる。 本バージョンでは、以下の2つの脆弱(ぜいじゃく)性が修正されている。カッコ内はそれぞれの深刻度だ。 ・CVE-2024-10487:Out of bounds write in Dawn(Critical) ・CVE-2024-10488:Use after free in WebRTC(High) 特別な理由がない限り、早急にアップデートすることが推奨されている。通常は自動的に更新されるが、Chromeの右上に表示されるメニューから「ヘルプ」→「Google Chromeについて」を表示することで手動での更新も可能だ。