【MLB】今季のMVP争いは両リーグとも一騎打ちに アはジャッジとウィット、ナは大谷とリンドーアの争い
日本時間9月10日、米公式サイト「MLB.com」は今季6度目となるMVP模擬投票の結果を公開した。今回の模擬投票には同サイトの有識者37人が参加し、現時点の成績だけでなく、シーズンの残りで何が起こるかを予想したうえで1位から5位を選出。1位票5ポイント、2位票4ポイント、3位票3ポイント、4位票2ポイント、5位票1ポイントで集計が行われている。ア・リーグはアーロン・ジャッジ(ヤンキース)とボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)、ナ・リーグは大谷翔平(ドジャース)とフランシスコ・リンドーア(メッツ)に1位票が集中した。 【動画】ドジャースの大谷翔平が46号アーチを放つ ジャッジは今季ここまで142試合に出場し、打率.322、51本塁打、126打点、8盗塁、OPS1.150を記録。ここ最近は失速気味だが、シーズン57本塁打ペースでアーチを量産しており、37人中31人から1位票を獲得してア・リーグのトップとなった。残りの1位票(6票)はすべてウィットJr.が獲得。メジャー3年目の今季はここまで145試合に出場して打率.335、30本塁打、98打点、28盗塁、OPS.989をマークし、遊撃の守備でも球界屈指の好守を披露している。 ア・リーグの3~5位はフアン・ソト(ヤンキース)、ガナー・ヘンダーソン(オリオールズ)、ホセ・ラミレス(ガーディアンズ)という顔ぶれ。ほかにはヨーダン・アルバレス(アストロズ)、ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)、ブレント・ルーカー(アスレチックス)、ジャレン・デュラン(レッドソックス)、ラファエル・デバース(レッドソックス)、タリック・スクーバル(タイガース)にも票が入った。 大谷は今季ここまで141試合に出場し、打率.292、46本塁打、101打点、47盗塁、OPS.993をマーク。前人未到の「50-50」を達成するチャンスがあり、37人中28人から1位票を獲得してナ・リーグのトップとなった。残りの1位票(9票)はすべてリンドーアが獲得。今季はここまで144試合に出場して打率.269、30本塁打、84打点、27盗塁、OPS.829を記録し、遊撃の守備でも素晴らしい働きを見せているため、総合指標WARではDH専任の大谷に引けを取らない数値を残している。打撃成績に大差があるにもかかわらず、9人がリンドーアに1位票を投じたのは、DH専任の大谷とは対照的に、負担の大きい遊撃手として好守を見せていることが高く評価されたのだろう。 ナ・リーグの3~5位はケテル・マルテ(ダイヤモンドバックス)、マーセル・オズナ(ブレーブス)、エリー・デラクルーズ(レッズ)という顔ぶれ。ほかにはブライス・ハーパー(フィリーズ)、クリス・セール(ブレーブス)、ジャクソン・メリル(パドレス)、マット・チャップマン(ジャイアンツ)、ウィリー・アダメス(ブリュワーズ)、フレディ・フリーマン(ドジャース)、カイル・シュワーバー(フィリーズ)、ジュリクソン・プロファー(パドレス)、ウィリアム・コントレラス(ブリュワーズ)にも票が入った。