大雨のち猛暑 あす3日(水)は近畿で今年初の熱中症警戒アラート 大阪、京都などでは「暑さ指数」が“危険”レベル
今年は梅雨入りが遅かったのものの、近畿地方では連日の大雨で、すでに梅雨1回分に近い雨が降っています。 ただあす3日(水)からは一転、梅雨前線は日本海まで北上し、西日本や東日本は夏の高気圧にすっぽり覆われるため、まるで梅雨明けしたかのような夏空が一気に広がります。 そうなると気になるのが、暑さです。
あす(水)は、近畿地方では内陸部や日本海側を中心に35度以上の猛暑日となる予想です。 京都・豊岡・十津川では35度と、今年一番の暑さになるところもありそうです。 近畿ではすでに6月中頃に猛暑日となった所がありましたが、その時の湿度は低く、カラッとした暑さの中での猛暑日でした。 一方、あすは湿度がかなり高く、暑さの質が前回の猛暑日とは全く異なります。 まとわりつくような蒸し暑さは間違いなく今年一番となるでしょう。 熱中症の危険度を表す暑さ指数を見ると、あすは暑さ指数の中でも最高ランクの『危険』の所が多く、和歌山県と徳島県では今年初の熱中症警戒アラートが発表されています。近畿地方で熱中症警戒アラートが発表されるのは今年初めてのことです。 アラートが発表されている地域では、屋外での運動は原則禁止、不要不急の外出は控え、昼夜を問わずエアコンを使用するなど、より一層暑さに警戒する必要があります。
この厳しい暑さは、金曜日頃にかけて続く予想です。 土曜日以降は梅雨前線が再び本州付近に停滞するため、金曜日にかけての晴れ間で近畿地方では梅雨明けはしないとみていますが、あすから金曜日頃にかけては真夏並みの暑さが続きます。 梅雨の中休みでも油断せず、万全の熱中症対策をしてください。 (ABCウェザーセンター)