成田空港からの片道レンタカー「カタレン」が事業開始、深夜早朝の移動に対応、東京や横浜など主要都市間で
MaaS及び関連サービスを開発・運用するPathfinder社は2024年10月から、片道レンタカーサービス「カタレン」の事業を本格的に開始すると発表した。 カタレンは空港から目的地まで、片道でレンタカーを利用できるサービス。人と車のマッチングシステムを活用し、利用者によるレンタカーの片道利用と事業者による回送車両の運行を一致させる。利用者は返却のために空港や他の拠点へ行く必要がなく、また一般的なレンタカーの乗り捨て料金を削減できる。また、24時間対応としているため、公共交通機関のサービスがない深夜や早朝のフライトにあわせた移動ニーズに対応できるのも特徴だ。 同社は2022年10月から成田国際空港、およびMIC社との連携により、成田空港と東京、横浜などの主要都市間で実証実験を実施。特に40代のファミリー層や20代の友人同士の利用が多く、収益化に成功した。これを受けて、事業化と本格運用を決定したという。 まずは実証実験と同様に、成田空港と東京や横浜などの主要都市間での片道利用サービスを提供。今後は大手レンタカー会社との取り組みを拡大し、他の主要空港での展開を図っていく。また、海外からの旅行者にも利用しやすいサービス提供を目指すとしている。
トラベルボイス編集部