ラーメンは本店か支店か問題。それにしても、秋葉原の「青島食堂」は立派である!
不本意ながら秋葉原の支店を先に訪れることに
さて、これからが本題。ご存知「青島食堂」である。新潟・長岡に本店があり、東京・秋葉原に支店があるラーメン店。 たまたま新潟・三条に友人がいて、長岡の「青島食堂」へは自分が案内しますと、申し出てくれていたのだが、私は「ラオタ」ではないので、ラーメンを食べるだけに長岡に出かける勇気がない。燕三条や新潟にある料理店と掛け持ちで出かけたいと念じていたところ、時間がみるまに過ぎて行って、とうとう待ち切れず、本意ではないが支店の秋葉原の「青島食堂」へ先に出かけることになった。
これが「吉」と出た!とても美味しかった! 私のメモには次のように書いてある。 秋葉原「青島食堂」22.10.10 生姜醤油ラーメン 生姜の香りも醤油の味も突出していない、素晴らしいスープ。 麺を量るときだけ秤を使うが、そのほか、大なべから麺を取り出すのに平ざるで手加減、たれもスープも目分量、それでいて一発で決める プロフェッショナル。 チャーシューメン900円:乱切りの小ぶりのチャーシューが山盛り。
なんでも手加減、目分量を頼りに仕事を進めてゆくのだが
翌2023年5月7日に再訪したが、感想はまったく変わらなかった。それから、機会を狙って長岡へ出かけたのが、今年の8月末だった。 昼に友人と新潟にできたばかりの、新発田から進出してきた「登喜和鮨」で鮨をつまみ、それから長岡へ移動、心弾む気持ちで「青島食堂」本店へ向かった。ただし、行列必至の店なので、真夏でも並ぶことを覚悟しなくてはならない。
友人から長岡市内には「青島食堂」が4軒もある(さらに新潟にも2軒)と聞かされていたが、まずは本店ということで、宮内駅前にある「青島食堂」へ。なんと、夕方ということもあるが、行列がない。これ幸いと、券売機で「青島ラーメン」を買い求め、カウンター席に着いた。 お客の様子でだろうか、厨房内はおばさんがひとりでこなしている。それが、すべて手慣れた手順、手際の良さで進んでゆく。大なべで麺を茹で上げる。どんぶり内のスープを整えたところへ麺を入れて仕上げる。小さなチャーシューをいくつも盛り込むまで、なんでも手加減、目分量を頼りに仕事を進めてゆく。これが「青島食堂」の流儀なのだろう。支店を先に訪れて、本店を後回しにするのも悪くはないもんだ、ということを痛感した。