【ラグビー】大混戦のトップイーストB、原点回帰の丸和が山梨に34-10で快勝
トップイーストBグループが大混戦だ。 リーグ戦全8戦の前半を折り返した第4節終了時点(11月5日)で首位日立が4勝と抜きん出ているものの、丸和運輸機関、富士フイルムが2勝2敗で同率2位、勝ち点差で順位は4位5位となっているものの明治安田生命とクリーンファイターズ山梨が勝ち星では1勝3敗で並んでいる。 後半の4試合の結果次第では順位の大きな入れ替わりも十分に可能だ。 11月5日、最高気温24度と、11月としては季節外れの暖かさとなった千葉県柏市、東京大学丸和柏FUSIONフィールドで丸和運輸機関AZ-MOMOTARO’Sがクリーンファイターズ山梨を迎え撃った。 丸和運輸機関といえば、昨シーズンCグループから昇格早々に優勝という快進撃を見せ周囲に鮮烈な印象を与えたチームだが、前述の通りここまで2勝2敗と昨年とはやや状況が異なるようだ。今のチーム状態について、内山将文ヘッドコーチを直撃してみた。 「うちは去年(Bグループで)勝っているのですが、チャレンジャーということを忘れてしまっていた部分があったかもしれない。その部分を反省して、メンタル面からもう少し泥臭くやろう、ということを修正して後半戦に臨んだ。」 いわば昨年のCグループからの昇格、Bグループ優勝の原動力となった原点への回帰をあらためてチーム内に徹底したということだろう。果たしてそれはどのようにグラウンド上で表現されるのだろうか。 試合のほうは、キックオフ後、前半20分は全くスコアの動かない緊張感の張り詰める展開が続く。対戦相手のクリーンファイターズ山梨はここまで1勝3敗ではあるものの、前節ではリーグ内でも規律の高さで一目置かれる明治安田生命を破って勢いに乗っている。特に体格を活かした外国人選手によるアタックは爆発すれば脅威だ。 試合が動いたのは前半23分過ぎ、ラインナウト後の密集から丸和LO白川総哲(東海大学)が飛び込んで先制トライ。