女子ゴルフ・山内日菜子、涙の逆転V「入った瞬間は自分でも鳥肌が…」17番チップインバーディーで混戦制す
◇10日 女子ゴルフ 伊藤園レディス最終日(千葉県長南町、グレートアイランドC) 1打差4位から出た山内日菜子(28)=ライク=が通算14アンダーで逆転優勝。昨年3月のアクサレディス以来1年8カ月ぶりとなるツアー2勝目を挙げた。 ◆山内日菜子、母と優勝トロフィーを手に笑顔【写真】 山内は優勝スピーチで言葉を詰まらせ、涙を流した。前週までのポイントランクは73位。「来週のエリエールレディスが終わったら、宮崎でQT(最終予選)へ向けてしっかり練習しようと思っていたんです。QTに行かずに宮崎に帰れること、最終戦のリコーカップ(宮崎開催)に出られることが一番うれしい」。混戦を土壇場のチップインバーディーで制した逆転Vだった。
首位に並んで迎えた17番、201ヤードの難しいパー3。グリーン右奥エッジから20ヤードを54度ウエッジでピッチエンドラン。「思ったところに落とせた。あとはうまく転がってくれれば、と思ってたけど、入った瞬間は自分でも鳥肌が立ちました」という。 主催者推薦出場からつかんだ昨年のアクサレディス以来の勝利。「信じられないなという気持ち。練習ラウンドを一緒にさせていただくことが多い藤田さいきさんのリズム感や振り抜きを見習っています」と話した。10日後、地元で凱旋出場を果たす。
中日スポーツ