横浜流星“蔦重”の笑顔に演出家&脚本家がもん絶♥ 来年1・5スタートNHK大河「べらぼう」江戸のメディア王に太鼓判
俳優の横浜流星(28)が16日、都内で行われた2025年のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(1月5日スタート。総合、後8・00)の初回完成試写会に脚本家の森下佳子氏(53)らと登場した。演じるのは、江戸のメディア王と呼ばれた“蔦重(つたじゅう)”こと蔦屋重三郎。初回では若き時代が描かれ、演出の大原拓氏は「笑顔力がすごい」と絶賛した。森下氏も「好きになり過ぎるんじゃないかって、危険な状態にあります」と限界突破寸前のもん絶ぶりで、太鼓判を押した。 初回から蔦重が躍動していた。大火でのアクション、向こう見ずな熱血ぶり、歴史的人物との巡り会い…。のちに写楽、歌麿を世に送り出した、若き日の“江戸のメディア王”がスピード感たっぷりに暴れ回った。 VFXやドローン撮影を織り交ぜたスケール感のある映像が特徴。森下氏が「私が書いたのは種で、出来上がったものは森でした」と印象を述べたように、現代的な表現で大河初の江戸中期を再現している。2日前に初めて完成映像を見たという横浜は「撮影中も感じていましたが、新たな大河ドラマになっています。自分にとっても挑戦なので、どう感じてもらえるのか楽しみ。この蔦重を愛してもらえますと幸いです」と破顔した。 第1話は22、23歳の蔦重。15話までが「一章」と呼ばれる青年期となる。20年の大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」のチーフも手がけた大原氏は、横浜の印象について「これまで抱いていたのは、かっこいい。今抱いているのは、かわいい。笑顔がすごく好きなんですよ」と説明。人々が集まってくるような「明るさ」を役に求めたといい「笑顔をみるとこっちが元気になる。その笑顔力がすごい」と絶賛した。 続けて、森下氏も人々に愛された蔦重への憧れを熱弁し「そこに横浜さんが乗ったのがヤバい。好きになり過ぎるんじゃないかって危険な状態にあります」と独特な表現で太鼓判。照れ笑いの横浜は「安堵(あんど)してます。森下さんの作った世界での蔦重を全力で生きているだけなので『間違ってなかったんだ。このまま突き進んでいこう!』という感じです」とうなずいていた。