「この子は贈り物なのかも」誕生日に神社で見かけた子猫 保護から8年…保護から8年…甘えん坊に成長した猫が家族にくれた“ぬくもりの日々”
2016年6月、X(旧Twitter)ユーザー・りおさ(@riosa_28)さんの息子さんは、近所の神社の駐車場で1匹の子猫を見つけました。 【写真】保護当時は生後2カ月ほど…こんなに小さく弱々しかった猫さんです その子猫が「ちょま」ちゃん。生後約2カ月ほどの女の子でした。鳴いていたその姿を見かね、息子さんは彼女を家に連れ帰りました。 しかし、飼い主さんの家にはすでに3匹の猫が暮らしていたため、迎え入れるか、里親さんを探すかで悩むことに。それでも、ちょまちゃんが飼い主さんの誕生日に出会ったという縁を感じ、「この子は贈り物なのかもしれない」と心を決め、家族の一員として迎え入れたのです。 この運命的な出会いが、ちょまちゃんの新たな猫生の始まりとなりました。
時間とともに先住猫たちとの関係も改善
ちょまちゃんを迎えるにあたり、先住猫たちとの関係が心配の種でした。 最初の頃は、やはり先住猫たちにとってストレスが大きかったようです。食欲が落ちたり、粗相をするようになったりと、飼い主さんの心配は尽きませんでした。 しかし、時間とともに距離が縮まり、冬になる頃には彼らの関係はすっかり仲良しに。ついには、先住猫たちとちょまちゃんが一緒に丸くなって眠る姿が見られるようになりました。 飼い主さんはその瞬間を目にしたとき、感動で心が震えたといいます。新しい家族との絆が深まり、家中が一層温かな空気に包まれていったのです。
甘えん坊で人見知りなちょまちゃんの魅力
ちょまちゃんは、家族に対してとても甘えん坊。しかし、家族以外の人には人見知りをするという繊細な一面もあります。 飼い主さんが自宅をリフォームした際、業者さんが家に出入りする期間、ちょまちゃんは押し入れの奥深くに隠れ、食事も取らず、トイレにも行かないほどの警戒ぶりを見せたこともありました。 一方、遊んでほしいときには、おもちゃの前にじっと座り、「こんなところにおもちゃがあるよ?」とでも言いたげな眼差しを向けてアピール。その姿に、飼い主さんはいつも心が癒されるそうです。 また、ちょまちゃんが加わったことで、家族全員に変化があったといいます。 女の子の猫と暮らすのは初めての経験だったため、その愛らしい仕草に家族全員がメロメロに……! 飼い主さんの娘さんは、ちょまちゃんの写真をコラージュしてオリジナルグッズを作るほどの愛情を注いでいます。 ちょまちゃんは、ただそこにいるだけで家族の心を温かくし、幸せな空気をもたらしてくれる存在になっているようです。
これからも末永くともに過ごしたい
ちょまちゃんと過ごす日々は、家族にとってかけがえのない時間です。 飼い主さんは「ちょまが一緒にいてくれるだけで、家族みな幸せです」と言います。これからも元気で長生きしてほしいという願いを込め、ちょまちゃんとともに幸せな時間を積み重ねていきたいと心から感じています。 ちょまちゃんは、運命的な出会いから家族となり、その存在が飼い主さん一家に大きな喜びと安らぎをもたらしました。8歳になった今でも、家族みんなにとって特別な存在であり続けています。 これからもちょまちゃんが元気に、そして幸せに過ごせるよう、家族は彼女を支えていくことでしょう。 (まいどなニュース特約・梨木 香奈)
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