【エリザベス女王杯・厩舎直送】8戦連続3着以内のシランケド パワーアップした今ならGⅠでも!
[GⅠエリザベス女王杯=2024年11月10日(日曜)3歳上牝、京都競馬場・芝外2200メートル] 前走の魚沼Sを勝ってオープン入りしたシランケド(牝4・牧浦)は、デビュー戦の9着を除くすべてのレースで3着以内と常に好勝負を展開してきた。昇級初戦で相手強化となるGⅠの舞台とはいえ、今回は牝馬限定戦。無視することはできない。 「前回を使って間がないけど元気だよ。様子は変わりない。カイバも食べているし、体重も前回くらいに戻っているから」 千田厩務員が笑顔で近況を伝える。前走は出遅れたことで最後方からの競馬になったが、一頭だけ突出した瞬発力を発揮。馬群の外から上がり3ハロン33秒0の末脚で突き抜けた。 「前残りの競馬だったけど、キレたね。馬が力をつけてパワーアップしている。レース後、すぐに息が入っていたし」と同厩務員。中1週の臨戦過程になるが、体質が弱く、レース後に硬さが出ていた昨年までの姿が今はない。かつてメイショウドトウ(2001年宝塚記念優勝)を手がけたベテランは「無理せずに大事に使ってきたからね。この馬の良さは脚力。1ハロンくらいなら延びても問題ないと思う。ここでどこまでやれるか」と前向きな姿勢でまとめた。
東スポ競馬編集部