『鬼滅の刃』木村昴が“ムキムキねずみ”の声優!? 実は豪華声優が担当していた動物たち
木村昴、高木渉、檜山修之、石見舞菜香が演じる意外なキャラも
『鬼滅の刃』の作中には相方が判明していない鎹鴉も登場しているのだが、その担当キャストもまた豪華声優ばかりだ。 『竈門炭治郎 立志編』の第21話では、水柱・冨岡義勇と蟲柱・胡蝶しのぶが考え方の違いで対立し、刀を交えるなか、お互いがケガを負う直前で1羽の鎹鴉が到着。「炭治郎、禰豆子両名を拘束、本部へ連れ帰るべし」という本部からの伝令を伝えたのだが、その声は高木渉が担当していた。 高木といえば『名探偵コナン』の元太や高木刑事、『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』の虹村億泰といった役柄で知られる、声優歴35年以上の大ベテランだ。 そして同エピソードで炭治郎と禰豆子のもとに向かった鎹鴉の方は、『幽☆遊☆白書』の飛影や『勇者王ガオガイガー』シリーズの獅子王凱などの有名キャラクターでお馴染みの檜山修之。いずれの鎹鴉もモブキャラのような出番だったにもかかわらず、信じられないほどの豪華キャストだ。 なお、鬼殺隊では鎹鴉のほかにも、さまざまな動物たちが鬼との戦いをサポートしている。たとえば我妻善逸が連れているのはカラスではなく、あだ名を「チュン太郎」、本名を「うこぎ」という小さなスズメだ。 ほかの鎹鴉のように日本語を話せるわけではなく、「チュンチュン」という鳴き声で善逸とやりとりしているが、その声を担当しているのは今を時めく女性声優の石見舞菜香。『【推しの子】』の黒川あかねや『ウマ娘 プリティーダービー』のライスシャワーなどでブレイク中の若手が、アイドル級の鳴き声を披露していると思うと、なんとも贅沢ではないだろうか。 その一方、作中でもひときわ異彩を放っていたのが、音柱・宇髄天元の使い忍獣である「ムキムキねずみ」だった。珍妙なネーミングの通り、筋骨隆々に鍛え上げたマッスルボディをもつネズミで、「遊郭編」の第4話では「えっほ えっほ」と言いながら二足歩行で刀を届けにくる姿が描かれている。 その声を『ドラえもん』のジャイアン役で知られる木村昴が担当していたことが、ますますシュールさに拍車をかけており、放送当時は大きな話題を呼ぶことになった。 ほかにも伊黒の相棒である白い蛇の鏑丸(かぶらまる)や、珠世と愈史郎をサポートする使い猫の茶々丸といった動物たちが存在。それぞれ鳴き声を上げる場面などが描かれているが、残念ながら担当声優は判明していない。 動物たちのキャストは、メインキャラクターを演じていてもおかしくないスター声優ばかり。今後も活躍の場があることを期待しつつ、ますます白熱する『鬼滅の刃』の物語を楽しんでいこう。
キットゥン希美