『鬼滅の刃』木村昴が“ムキムキねずみ”の声優!? 実は豪華声優が担当していた動物たち
『鬼滅の刃』の世界には「鎹鴉」(かすがいがらす)というしゃべるカラスたちが存在しており、鬼殺隊の伝達役として随所で活躍している。2024年5月から放送が始まった「柱稽古編」では、産屋敷耀哉の使いである鎹鴉が登場したのだが、その声が「イケボすぎる」と話題を呼んでいた。 【写真】伊黒小芭内の相棒である白い蛇の鏑丸 それもそのはず、産屋敷の使いの鎹鴉を演じていたのは、『BLEACH』の藍染惣右介役や『マクロス』シリーズのマクシミリアン・ジーナス役で知られる人気男性声優・速水奨。実は美声をもっているのはこの鎹鴉だけでなく、ほかにも数々の豪華声優たちがキャラクターボイスを担当している。 まず竈門炭治郎のパートナーである鎹鴉は、天王寺松衛門という名前で、『機動武闘伝Gガンダム』のジョルジュ・ド・サンド役や『Fate/Zero』のケイネス役で知られるベテラン声優・山崎たくみが演じている。 そして不死川玄弥が連れている口の悪い鎹鴉・榛(はしばみ)を演じているのは、中尾隆聖。『それいけ!アンパンマン』のばいきんまんや『ドラゴンボール』シリーズのフリーザなど、誰もがよく知るキャラクターを演じてきた大御所声優だ。 ちなみに松衛門と榛は犬猿の仲らしく、『柱稽古編』の第6話ではお互いに口汚く罵り合うシーンが描かれていた。普通のアニメではお目にかかれない“豪華すぎる口喧嘩”と言えるだろう。 また炎柱・煉獄杏寿郎の鎹鴉・要(かなめ)を演じているのは、『ヒカルの碁』の藤原佐為役や『銀魂』の近藤勲役といった代表作をもつ千葉進歩で、TVアニメ版『無限列車編』の第1話などでその声を聞くことができる。 さらに性別が雌の鎹鴉に関しては、女性声優たちが声を担当しているのだが、その面々もとびきり豪華だ。たとえば頭に飾りを付けた恋柱・甘露寺蜜璃の鎹鴉、麗(うらら)は、『〈物語〉シリーズ』の羽川翼や『フルーツバスケット』(2001年版)本田透などでお馴染みの堀江由衣が演じている。 「刀鍛冶の里編」の第4話では、「急いで、急いで、里が危険」とかわいらしい声で鬼の襲撃を伝えるシーンがあり、「柱稽古編」の第5話では「甘露寺さまからお手紙です」と言いながら甘露寺が蛇柱・伊黒小芭内に宛てた手紙を届けていた。 その一方、霞柱・時透無一郎のことを「天才」と呼んで慕う鎹鴉・銀子を演じているのは釘宮理恵。『鋼の錬金術師』のアルフォンス・エルリックや『銀魂』の神楽といった役で有名で、とくに“ツンデレヒロイン”の印象が強い声優だが、銀子も炭治郎に対して「バッカじゃないのアンタ! この里に来たことあんの!?」とイメージにぴったりな毒舌を吐いていた。