軽トラにも「レトロカスタム」ブーム 農作業へ気分上々
取材後記
「レトロカスタム」は、一部の架装業者が好事家向けに以前から手がけてきた。ところがコロナ下のアウトドアブームで、1次産業に従事しない人が、商用車をキャンプなどに購入することが増えたのに伴い、「ハイエース」を30~40年前の顔にするなどの改造が人気を集め始めた。 こうした流れが「本職」の農家の関心も集めている。マルシェで販売する時の広告塔として使う農家もいれば、元となった車の現役時代を知らず古いと思わない若い世代が、「オートマチックでレトロに乗れる」と歓迎する。 こんな軽トラが相棒なら、農作業や買い物へ向かう日常に潤いを与え、つらいことがあっても「明日も頑張ってみよう」と前向きになれる気がする。 (木村泰之)
日本農業新聞