フランスの高速鉄道の複数路線で“破壊行為” 鉄道網に大きな混乱
日テレNEWS NNN
フランスの高速鉄道の複数の路線で26日、放火などの破壊行為があり鉄道網に大きな混乱が生じています。 オリンピック開会式の当日、高速鉄道TGVの複数の路線で破壊行為がありました。フランス国鉄によりますと、パリと北部、西部、東部を結ぶ路線の3か所で、ケーブルが放火されたということです。また、4か所目は放火を未然に防いだとしています。 列車が運行する前の午前4時頃におきたということで人的被害はでていません。 ただ、安全信号を制御するケーブルが損傷したため列車の運行ができず鉄道網が大幅に乱れています。フランス国鉄は、通常運転に戻るのは29日になるとの見通しを示していて80万人に影響が及ぶとみられています。 観光客 「(オリンピックの)開会式を見るために来ました」「(電車の影響はあった?)はい、列車はかなり遅れて到着しました」「4時間遅れました」 観光客 「きょうベルギーに行く予定だが、もう行けない。ちょっとどうしようかという感じです」 放火があった現場では小型トラックから複数の人が逃走するのが目撃されているということです。同じ時刻に破壊行為が行われたことから検察当局は、組織的な犯罪とみて捜査しています。