２位でフィニッシュする菅家さん。世界での活躍を目指す意欲が高まった

　日本学生トライアスロン選手権は１９日、群馬県板倉町の渡良瀬遊水池で開かれ、福島県郡山市出身の菅家成美さん（東京家政大２年、安積高出身）が２時間８分３秒で２位に入賞した。大学から競技を始め１年半。好成績に自信を深め、「世界で活躍したい」と決意を新たにしている。 　５３人が出場。最初のスイムで６位につけた。続くバイクは前半で先頭集団に追い付き、２位に浮上した。最後はランを得意とする選手に２分１０秒差をつけられたが、昨年の１８位から大幅に順位を上げ「うれしい２位」と満足感をにじませた。 　高校まで競泳に励み、８００メートル自由形で全国高校総体（インターハイ）に出場した。大学、大学院でトライアスロンに打ち込んだ兄・隼（はやと）さんに誘われて大学から転向。自校に部活動がないため、早稲田大のチームで練習している。 　今季は国内開催のアジアカップ３大会に出場し、６月の蒲郡（愛知）大会で１１位に入った。８月にはオーストラリア遠征も経験した。

　次は１１月１７日の日本選手権（東京・お台場海浜公園周辺）に照準を合わせる。昨年は先頭の選手から周回遅れとなり、失格した。「８位入賞を目指す」と国内最高峰の戦いへ闘志を燃やしている。