一面真っ白「そばの花」奈良・桜井 虫の音色も秋の訪れ告げる
一面真っ白「そばの花」奈良・桜井 虫の音色も秋の訪れ告げる
26日の近畿地方は、湿った空気の影響で曇りとなっているが、奈良県桜井市では、一面真っ白に広がる「そばの花」が見ごろを迎え、朝から多くの見物人が訪れている。
天理ダムから近い桜井市笠では、約15ヘクタール以上にわたり、そば畑が広がっており「笠のそば畑」として地元などでは知られている。現在、見ごろを迎えており、朝からカメラを手にした多くの見物人が訪れ、風に揺れる真っ白なそばの花が多くの人の目を楽しませていた。そして、虫の鳴き声も多く聞かれ、見物人の中には「もうすっかり秋やなあ」という声も聞かれた。
和歌山市から来たという会社員の男性(56)は「テレビのニュースでこの畑のことを知り、早起きしてやってきた。曇り空のもとでも、この真っ白が映えて、レンズ越しに見ているだけで楽しい」と話していた。 近くに見える山のふもとにも、白いそば畑は広がっており、男性は「カメラマンにとってはうれしい場所。わたしは鳥と花を一緒に撮りたいので頑張ります」と話していた。