『6大会連続夏季五輪出場』アーチェリーのレジェンド・古川高晴さん引退「25年間、決して手を抜かなかった」 アーチェリーとは?『自分を成長させてくれるもの』
■アーチェリーで「全ての面で成長できた」
久しぶりに親子水入らずの、のどかな時間。 アーチェリー選手 古川高晴さん:パパ、“いっぽん(アーチェリー)”終わったの分かる? 古川さんの長男(3歳):分からない。 アーチェリー選手 古川高晴さん:分からない?もう、おしまい。 最後の大会から4日後。古川さんの姿は、練習場にあった。 早くも、母校・近畿大学のコーチとして第2のアーチェリー人生を歩み始めていたのだ。 アーチェリー選手 古川高晴さん:先に決めて、手の力が抜けてから戻す。 技術だけを教えるのではなく、競技に取り組む姿勢の大切さを、後輩たちに伝えている。 アーチェリー選手 古川高晴さん:自分のした努力で他人の人生が変わるようなことがあればいいなと思います。寄り添うというか、やらせるよりも自分でやる気を出して、練習をしてくれるほうが何倍も気持ちは強いので、そういう働きかけが上手にできればいいと思います。 これまで自分のためにしてきた努力を、これからは後輩たちのために。 アーチェリー選手 古川高晴さん:アーチェリーはあなたにとって何ですか?と聞かれたら、『自分自身を成長させてくれるもの』と今までも答えてますけど。全ての面で、人間的にも、肉体的にも成長できたのがアーチェリーだと思っています。僕自身がアーチェリーが大好きだっていう気持ち、エネルギーでここまで来られたと思います。 一途な気持ちは、これからも。 後輩たちを育てることが、アーチェリーへの何よりもの恩返しだ。 (関西テレビ「newsランナー」 2024年11月20日放送)
関西テレビ