「濃すぎる1年ですね」2回連続代表“追加招集”の男・関根大輝は重圧のたびに成長する…目標「プレミア、CL、W杯」へ「全てを出し切ります」
海外で経験を積む選手が居並び、かつてなく高水準な日本代表のDF陣。そこに割って入ろうと虎視眈々と狙うのが柏レイソルの22歳、関根大輝だ。現役大学生ながら1年前倒しでレイソルに加入するや、定位置を獲得。五輪代表でパリ大会出場、A代表にも初招集され、その成長ぶりはすさまじいものがある。飛躍の年となった2024年を振り返る、NumberWeb特別インタビュー。<全2回の後編/前編を読む> 【写真】「手足が長いね!」187cmの長身で美しいホームスタジアムを歩く関根大輝、パリ五輪「あの幻のゴール」のチームメイト・細谷真大を迎える関根、ほか現日本代表のかっこよすぎる現場写真を全部見る 関根大輝は、きっと冒険が好きだ。 緊張感高まる大きな舞台になればなるほど、そのポテンシャルは発揮される。『ONE PIECE』のモンキー・D・ルフィ調で申せば“望むところだァー! ”とばかりに、目を大きく輝かせてドキドキとワクワクを隠さない。 U-23日本代表の一員として臨んだパリオリンピック、グループステージ3連勝を飾って臨んだU-23スペイン代表との準々決勝。オリンピック2連覇を果たすことになる強豪に0-3で敗れたものの、右サイドバックでフル出場した関根の堂々としたプレーぶりには目を見張るものがあった。ミスはありつつも、積極性が目立った。攻撃ではポジショニングを変えながら前線をサポートしつつ、チャンスと見るや前に出ていく。ペナルティーエリア内でパウ・クバルシに倒され、PKか、という場面をつくるなどチームの奮起を促すようなプレーを最後まで続けた。 関根はこう振り返る。 「オリンピックのなかで一番自分らしいプレーができました。スペインは一人ひとりクオリティが本当に高かった。判断を早くしてプレーしなきゃいけないなか、それでも凄く頭を使いながらいろんな判断ができていた実感はあったし、自分らしくアグレッシブにプレーすることもできました。前半からやれているなという感覚はありましたよ。相手の左サイドを押さえつつ、前に出ていけていたので。あのレベルでやれたのなら、自分ももっと上に行けるんじゃないか。そう思えた試合にもなりました」
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