フェルスタッペン、サンパウロGPで17番手から大逆転の11戦ぶりV…雨と赤旗でアルピーヌ大躍進2-3、角田裕毅7位入賞|F1
SCエンドとなり、43/69周目からローリングスタートで再開となった。ストレートエンドのターン1でフェルスタッペンがオコンをパスし、トップに浮上。ノリスはターン1でオーバーランし、P7まで順位を下げた。 46周目の途中、P6のピアストリは10秒ペナルティが課されていることもあり、チームはノリスとのスイッチを指示。これでノリス6番手、ピアストリ7番手となった。8番手走行の角田は、ローソン、セルジオ・ペレスと続くトレインを先導する形に。 トップに立ったフェルスタッペンはクリーンエアでペースを上げ、ファステストラップを連発しながら後方との差を広げていく。 52周目にはピアストリがターン12の立ち上がりでオーバーラン。角田はここでピアストリに並びかけるも、ターン1で抜き切ることができず、P8のまま。ペースの速いピアストリは10秒ペナルティがあるため、角田は事実上P7の戦いを続けることになる。 レースリーダーのフェルスタッペンはペースコントロールをしながら独走状態を築き、残り13周の57/69周時点で2番手オコンとの差を9秒まで広げた。 各順位で接近戦となるも、ウェット状況下かつDRSが使用できないため、ポジションの上下動はなかなか起こらない。
結局フェルスタッペンがSCエンド後は一人旅状態となり、第10戦スペインGP以来11戦ぶりの勝利を手にした。17番グリッドからの大逆転Vで今季8勝目となっている。 2番手には19.4秒後方にオコンが入り、3位ガスリーでアルピーヌ勢がW表彰台。第1スティントのステイアウト組がそろって大きく得をし、表彰台を独占する結果となった。 何度もガスリーに迫ったものの、ラッセルは僅差で4位のまま。5位ルクレール、6位ノリスと続き、角田はピアストリの10秒ペナルティにより、今季最高位タイの7位フィニッシュとなった。また、後半戦に入ってから待望の初ポイントとなっている。 8位ピアストリ、9位ローソンと続き、VCARBはW入賞。10位ハミルトンまでがポイントを手にしている。 フェルスタッペン(393ポイント)はこれでノリス(331ポイント)とのポイント差を62点差まで広げ、4連覇を大きく手繰り寄せた。 6ポイントを加えたP7角田は今季通算28ポイントとなり、ストロールを抜いて総合11位に浮上している。 また、アルピーヌ勢が2-3となったため、コンストラクターズランキングではアルピーヌ(49ポイント)が一気に6位浮上。7位ハース(46ポイント)、8位VCARB(44ポイント)となっている。