フェルスタッペン、サンパウロGPで17番手から大逆転の11戦ぶりV…雨と赤旗でアルピーヌ大躍進2-3、角田裕毅7位入賞|F1
ラッセルとノリスがレースを先導し、17周目には3番手角田までの差が8秒まで広がった。角田はP3でペースコントロールしながら走り、そこからオコン、ルクレール、フェルスタッペンのトレイン状態が続く。 さらに雨が強まるとの予報もあり、各車はピットに入りづらい状況となる中、ルクレールは25周目にピットへと入り、インターからインターにつないだ。 27周目に入ると、水しぶきが大きく目立つ状況に。角田はこの周、オコンに抜かれてP4にポジションを下げた。するとターン1でニコ・ヒュルケンベルグがマシンストップとなり、これでレースはバーチャルセーフティーカーになる。 このタイミングで一気に各車ピットへと入ってきた。そしてインター、フルウェットと、第2スティントの選択が分かれる状況に。 ヒュルケンベルグが動き始め、VSCは解除。ここで角田はピットに入り、フルウェットを選択している。ノリスの後ろ、6番手でトラックに復帰した。 ここでフルウェットを選択したのは角田、ローソン、ペレス。それ以外のピットイン組はインターを選んだ。 そして30周目の途中、雨が強まっていることからセーフティーカー導入となった。先頭はオコン。以下フェルスタッペン、ガスリーと、ここまでがまだ第1スティント。4番手ノリス、5番手ラッセル、6番手角田で、トップ6までは角田のみがフルウェットを装着している。 角田はSC前にセクター1区間だけで2~3秒ライバル勢よりも速いペースを示し、ここから雨が強まることで追い風になると思われた。だが展開がさらに一変する。このSC中、32周目の途中にフランコ・コラピントがターン13過ぎでスピンし、ウォールに当たってマシンストップ。これでレースはSCから赤旗となってしまった。
赤旗となったため、各ドライバーは再開前にタイヤ交換が自由にできる。これでステイアウト組のトップ3であるオコン、フェルスタッペン、ガスリーが大きく得をした流れに。4番手ノリス、5番手ラッセル、6番手角田で中断に入っている。 ここでヒュルケンベルグはマーシャルのサポートを受けてトラックへ復帰したことにより、黒旗失格とスチュワードが発表している。そして赤旗中断を経て、現地時刻14:02よりレース再開とアナウンスされた。 セーフティーカー先導で33/69周目より赤旗明けとなる。ここでは雨が弱まってきたこともあり、全車インターミディエイトに変更し、34周目からローリングスタートで再開となった。 この再開後、角田はルクレールとピアストリに抜かれP8に順位を落としている。ここから後方から迫るルイス・ハミルトンとのバトルが続いた。 まだトラック上は水が多く、インターでは難しい状況で、各ドライバーは慎重な戦いを続ける。36周目のセクター2区間ではオリヴァー・ベアマンがコースアウトし、バリアに軽くフロントを当ててしまった。 40/69周目にはターン8でカルロス・サインツがスピン。ウォールに当たってコースに復帰できず、レースは再度セーフティーカーとなった。これで各車の間隔は再度詰まる状況になる。トップはオコン。以下フェルスタッペン、ガスリー、ラッセル、ノリス、ルクレール、ピアストリと続き、角田は8番手となっている。