【MLB】ドジャースの右腕グラテロルが右肩手術 来季の前半戦は欠場が確実に 今季に続いて長期欠場へ
日本時間11月16日、ドジャースは救援右腕ブルスダー・グラテロルが右肩関節唇の手術を受け、戦列復帰が来季の後半戦になる見込みであることを発表した。ベネズエラ出身のグラテロルは現在26歳。メジャー5年目の2023年に大ブレイクしてセットアッパーの地位を手中に収めたものの、今季は故障に悩まされ、レギュラーシーズンで7試合、ポストシーズンで3試合のみの登板に終わった。右肩の手術により、今季に続いて来季も長期離脱を強いられることになる。 2024年ポストシーズンの日程・結果一覧 グラテロルは2019年にツインズでメジャーデビューし、2020年2月に前田健太とのトレードでドジャースに加入。2020年23試合、2021年34試合、2022年46試合と徐々に登板機会を増やし、2023年には68試合に登板して4勝2敗7セーブ、19ホールド、防御率1.20という素晴らしい成績を残した。今季もセットアッパーとして期待されていたが、右肩の不調で開幕から長期離脱。8月に入ってようやく戦列復帰したが、再び右肩の故障で離脱するなど、最後まで万全の状態には戻らず、レギュラーシーズンとポストシーズンの合計で10試合の登板にとどまった。 グラテロルの今季の年俸は270万ドル。今季まともに稼働できなかったため、来季はほとんど年俸が上昇しないとみられている。FAまであと2年となっているが、年俸がそれほど高額ではないため、ノンテンダーFAになることはないだろう。ドジャースは来季の開幕からグラテロルを故障者リストに入れ、後半戦に戻ってくるのを待つことになるはずだ。 なお、今オフのドジャースはジャック・フラハティ、ウォーカー・ビューラー、クレイトン・カーショウ、ジョー・ケリー、ブレイク・トライネンと多くの主力投手がFAになり、ダニエル・ハドソンは現役引退を表明。カイル・ハート、リバー・ライアン、エメット・シーアン、ギャビン・ストーンといった若手は故障で離脱しており、グラテロルの長期離脱が決まったことで、投手補強の必要性がさらに増したと言えそうだ。