ランニングの次はこれ。丘を走る「ヒル・リピート」のメリットは?
こなすべき回数と距離は?
丘はツールであって、ワークアウトの仕方は決まっていません。回数と距離は、その人がヒル・リピートを行う目的によって異なってきます。 一般的なタイプのヒル・ワークアウトをいくつか紹介しておきましょう。 ヒル・スプリント(平地のスプリントとほぼ同じです) 6~8秒間、全力疾走します。3分ほど休んで、また走ります(休憩には、丘を歩いて下りる時間も含みます)。レップ数の目安は4~8回です。 ヒル・ストライド ストライド走法の丘バージョンがこれです。15~30秒間、エネルギッシュに走ったら、最低でも1~2分ぐらい休憩を取りましょう。 ヒル・ストライドは、心肺系にはキツくありませんが、脚にはいい運動になります。ヒル・ストライドのレップ数は2~6回が一般的です。 ショートヒル・リピート レップ1回当たりの時間は1~2分といったところで、回復のための時間は、丘の下まで歩いて戻るのにかかる時間です。 人によっては、丘の下で1分長く休んでから、また駆け上がる人もいます。レップ数の目安は4~12回です。 ロングヒル・リピート 数分かけて一定の距離を走ります。私は主に400mのヒル・リピートをやってきましたが、かなり長い800mの丘も気に入っています。距離が長い場合のレップ数は、2~4回ぐらいが限界でしょうか。 レップ数の目安をお伝えしましたが、最初にトライするときは、もっと少ない回数でやるのが普通です。次にトライするときに、そこに1~2回上乗せしましょう。
平地に住む人がヒル・リピートを行う方法
最後に、こんな疑問にもお答えしておきます。「近くに丘がない場合、どうやって見つければいいの?」。 平地に住んでいる人は、Googleマップを開いて、「レイヤ」のなかにある「地形」をオンにしましょう。 そうすると、丘陵に陰影がつくので、もし丘があれば見つかりやすくなります(地形図ツールでも同じことができます)。 最後に、もしほかに何もなければ、トレッドミルの傾斜ボタンという切り札があることもお忘れなく。
ガリレオ