「プレミアリーグの経験が代表でも生きている」。橋岡大樹を変えたルートンでの半年、そして見据える次
プレミアの経験が自信になった
――日本代表について教えてください。橋岡選手にとって代表とは? 日本代表は所属チームで活躍した選手が来る場所です。僕自身は(今年1月の)アジアカップ、(2022年のカタール・)ワールドカップも行けていません。そういった意味でも、まずは定着することが一つの大きな目標です。 ――1月アジアカップ招集ならずも、同月ルートンに移籍、2月にFAカップでプレミアデビューを果たします。3月のW杯アジア2次予選・北朝鮮戦で代表復帰されました。この試合は、右ウイングバックとしてアグレッシブなプレーを見せておられましたが、プレミアリーグを経験したことで、変化はありましたか? 一番は自信を持ってできるようになったところです。多分、根本的な技術だったり、球際の強さだったりはそんなすぐ変わらないので。プレミアリーグでの経験、それが自分の中で大きな自信になって、それがプレーにも表れているのかなと思います。 ――日本代表のチームメートから、移籍に関して何か言われましたか? 「プレミアどう?」とか結構いろんな人に聞かれましたね。僕が移籍して衝撃だったのかもしれないですけど、いろいろ聞かれました。聞かれ過ぎて覚えていないほど、みんなに言われました。 ――ご自身の今後のキャリア、目指すものを教えてください。 キャリアという面では、振り返ると思いどおりにいかないことも多かったです。シント=トロイデンで1年から1年半くらい頑張って、上のリーグに移籍したいと思っていましたが、3年かかりました。今は、来シーズンしっかり頑張って活躍すること。チーム(ルートン)でプレミアリーグに戻るか、もしくは国を問わず、1部リーグで勝負するか。チャンピオンズリーグを経験したい気持ちもあります。現時点では分かりませんが、まずはチームで活躍して結果を出すこと。そしてワールドカップに出ること。目標は高く持っていますが、1個1個クリアしていって、クリアしたら次の目標をクリアして、という風にやっていくしかないです。 ファン・サポーターのみなさんには、僕自身が成長する姿を見せたいと思っています。日々成長して、それが積み重なった1年後、2年後に「ああ、あの時からものすごく成長したな」と思ってもらえるように頑張ります。今年1年が本当に勝負の年です。 目に見える結果を出す。強い気持ちで臨む僕を見ていてください。