国民民主代表選に津村・玉木氏出馬(全文1)尊厳死の合法化・子ども手当拡充
玉木:自分たちが安倍政権に替わる政権を担うという挟持
玉木:皆さんこんにちは。代表選挙に出馬いたしました衆議院議員玉木雄一郎です。まず津村候補とこうして戦えること、大変光栄に思います。わが党、たくさんの優秀な議員がいる中で、マクロ経済政策だけではなくて皇室の問題など、多岐にわたる問題で見識を発揮してこられた津村さんとこうして一緒に代表戦が戦えることをうれしく思います。併せて私自身も最初に民進党の代表選挙に出たときに、推薦人を集めることに苦労しましたが、本当に最初に出るのは大変ですけれども、そんな中で津村候補の推薦人に名を連ねて、協力をされている全ての推薦人の皆さんにも敬意を表したいと思います。 今回、私があらためてこの代表選挙に出馬をした理由はたった1つであります。必ず政権を取る。その核となる。これが国民民主党を結党した唯一最大の目的と言ってもいいと思います。実際にそのことを担える、高い見識と能力を持った議員がたくさんいらっしゃいますし、私たちが来たるべき安倍政権、自民党に代わる政権を担わなくてどこが担うんだと。そういったプライド、矜持を持ってこれまでもやってきましたし、これからもその思いを大切に頑張っていきたいと思っています。 その意味で今回の代表選挙は、安倍政権に自民党政権に挑むチャレンジャーとしてどちらがふさわしいのか、そのことを選んでいただく選挙だと思っています。その意味では、引き続きこの党を率いていく先頭に立って、厳しく安倍政権に向き合っていきたいと思いますし、代表であっても規模の小さな政党ですから、代表自身が予算委員会など、戦いの先頭に立ってばったばったと相手を切り倒していくと。それぐらいの意気込みで臨んでいきたいと思います。
玉木:子ども手当を拡充、第3子で1000万円を家庭に供与
そして戦うためには武器が必要です。武器の鋭さ、強さを磨いていかなければいけませんが、私たちにとって武器とは政策です。この代表選挙を通じてその武器の鋭さと強さをお互いに競い合って、またお互いが持っている武器をさらに強い、精度の高いものに仕上げていく。そのことがこの代表選挙の意味ではないかなと思います。併せてまだ私たちが持ち合わせていない新しい武器が発見されるかもしれない。そういう極めてクリエイティブでオープンな代表選挙になればと思っております。その上で私から2つ政策を申し上げたいと思います。 今の安倍政権に何が足りないのか、1つは人口減少という長年言われてきた問題に対して、構造的、根本的な対策を打てていないことであります。いくらいろんな政策をしても人がいなくなってしまえば政策の効果はゼロであります。ですから、いま一度、私たちはこの人口減少という日本が抱えている最大の問題に正面から取り組みたい、その意味で、子供を生み育てる、このことについては全力で応援をしたいと。その1つとして「子ども手当」ということを2009年、提案をさせていただきましたが、それを拡充して、多子加算のある子ども手当というものを導入したい。 具体的に申し上げれば、1つの一例で申し上げると、第3子が生まれれば1000万円をその家庭にお渡しをする。あるいは空き家をリフォームして、きれいになった家を、家1軒、第3子が生まれたご家庭にはプレゼントをすると。こういう政策を、政権を取ったらその年からやりたいと思います。財源はどこから持ってくるんだと、よく言われますが、財源ができることを待って、待って、待って30年たって何もできませんでした。ですから、これはかつて私が民進党のときに提案したように、未来を創っていく支出については、堂々と借金をして、つまり使途を限定した子供国債を発行してでも、即座にこうした即効性のある子育て支援策についてお金を投じていきたいと思います。