激安スーパーでも「気軽に買えない」 押し寄せる物価高の波 “42年間値上げしない”居酒屋店長が政治に求めることは?【衆院選2024】
そんな状況で、岡田さんがいまだ値上げに踏み切らないのには理由がありました。 (15年通う常連客)「助かっています、年金生活者ですから。ずっとこのまま(値上げしないで)いってほしいです」 「値上げしないで」という、常連さんたちの声です。 (30年通う常連客)「けー坊の値上げは反対です。中小の賃上げ、これが必要やと思う。安い小遣いのなかで来ているのに。けー坊まけてや、けっこう高いんよ(笑)」 (岡田さん)「高くないよ、飲んで食べてるやん(笑)」 一方、42年通い続けている男性は― (42年通う常連客)「(やきとりを)ちょっと大きくして、値段あげたらとか言うてるねんけど、ビール190円、やきとり50円が昔からの売りやからね。変えられないみたい。意思がなかなか変わらないみたい」「(Q.お客さんとしては?)別に上げてもいいんじゃないかなと思うんやけどね」 (岡田さん)「(Q.大将、お客さんはちょっと値段上げてしてもいいよと)まぁ100人に1人ぐらいですわ(笑)みんな上げんといて上げんといてって」
「安くてうまい」と愛されて42年の大衆酒場。値上げができないのは、岡田さんの人情です。 (岡田さん)「(常連さんは)この値段で来ているんでね。座ったら『生ビール、やきとり』っていう常連さんばっかりやから。そういう目玉商品だけは(上げられない)」
今回の選挙で政治に望むこととは・・・ (岡田さん)「やっぱり減税をお願いしたいですよ。僕ら売り上げあげても、税金払わなあかんでしょ絶対。ほんなら税金払うためにやっているみたいなもんで。次々いろんな税金くるでしょ、苦しいんですよ」 (『newsおかえり』2024年10月22日放送分より)