モンフィス、フェデラー以来の年長記録で上海マスターズ16強へ<男子テニス>
ロレックス・上海マスターズ
男子テニスのロレックス・上海マスターズ(中国/上海、ハード、ATP1000)は8日、シングルス3回戦が行われ、世界ランク46位のG・モンフィス(フランス)が第16シードのU・アンベール(フランス)を7-6 (9-7), 2-6, 6-1のフルセットで破り、2016年以来8年ぶり4度目のベスト16進出を果たした。38歳での16強入りとなったモンフィスは、2019年に38歳で8強入りを記録したR・フェデラー(スイス)に続く高齢でのベスト16入りとなった。 【ジョコビッチ、シナー、アルカラスら上海マスターズ組合せ】 同大会では2013年にベスト8に進出した記録が最高成績となっているモンフィス。今大会は1回戦で世界ランク96位のD・ジュムホール(ボスニア)、2回戦で第22シードのS・バエス(アルゼンチン)を下し3回戦に駒を進めた。 迎えた3回戦、モンフィスは木下グループ ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス2024(日本/東京、ハード、ATP500)で準優勝を飾っている同胞のアンベールと激突。第1セットは7度のブレークポイントを握られるなど終始攻められたモンフィスだったが、1度のブレークに抑えると、タイブレークを制し先行。 それでも第2セットでは2度のブレークを許しセットカウント1-1に追いつかれる。ファイナルセット、モンフィスはファーストサービスが入ったときに85パーセントの高い確率でポイントを獲得するなどアンベールに1度もブレークポイントを与えず。リターンゲームでは2度のブレークを奪い、2時間15分で熱戦を制した。 38歳でのロレックス・上海マスターズ16強入りは2019年に元世界ランク1位のフェデラーが38歳で記録して以来、史上2番目の年長記録でのベスト16入り。フェデラーは当時準々決勝でA・ズベレフ(ドイツ)に屈している。 8強入りを狙うモンフィスは4回戦で第3シードのC・アルカラス(スペイン)と対戦する。アルカラスは3回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク560位のウー・イービン(中国)をストレートで下しての勝ち上がり。