【MLB】ロイヤルズ・ウィットJr.とパドレス・アライズが週間MVPを初受賞 ウィット親子は史上14組目の快挙
日本時間5月29日、2024年シーズン9週目の週間MVPが発表され、アメリカン・リーグはボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)、ナショナル・リーグはルイス・アライズ(パドレス)が選出。ともに初受賞となった。ロイヤルズからの選出は2022年8月のビニー・パスカンティーノ以来、パドレスからの選出は昨年9月のフアン・ソト以来である。なお、ウィットJr.の父、ボビー・ウィットSr.も1994年7月に週間MVPを受賞しており、親子による受賞はダンテ&ボーのビシェット親子などに続く史上14組目の快挙となった。 現在23歳のウィットJr.は6試合に出場して打率.385(26打数10安打)、2二塁打、4本塁打、11打点、1盗塁、OPS1.356の好成績をマーク。打点と塁打(24)でメジャー1位タイ、本塁打と長打(6)で同2位タイ、長打率(.923)とOPSで同3位の数字を記録し、記念すべき週間MVP初受賞となった。日本時間5月22日のタイガース戦では2本塁打を放ち、自身4度目のマルチ本塁打を達成。この試合での6打点は自己最多タイだった。6試合中4試合でマルチ安打を記録し、10試合連続安打を継続中と打撃好調。今季シーズントータルでは55試合に出場して打率.309、9本塁打、36打点、16盗塁、OPS.924をマークしている。 現在27歳のアライズは8試合に出場して打率.472(36打数17安打)、2二塁打、1本塁打、4打点、1盗塁、OPS1.083を記録。打率と安打はメジャー1位、出塁率(.472)、OPS、塁打(22)はいずれもリーグ1位、長打率(.611)もリーグ5位にランクインした。日本時間5月23~24日には2試合連続4安打をマーク。球団ではトニー・グウィン、レジー・サンダース、キャメロン・メイビン、ジョン・ジェイに次ぐ5人目の快挙となった。この2試合を含め、日本時間5月15~24日に8試合連続マルチ安打を記録するなど、パドレス移籍後は21試合で打率.385と好調を維持しており、シーズントータルの打率も.333まで上昇している。