【RIZIN】バンタム級でアゼルバイジャンの強豪と対戦する白川ダーク陸斗「どこが負けるんやろ? 教えてもらいたい」「海くんの方が(減量は)順調です」
2024年11月17日(日)『RIZIN LANDMARK 10 in NAGOYA』(愛知・ポートメッセなごや)に出場するJAPAN TOP TEAM所属の秋元強真、白川ダーク陸斗、昇侍、ヒロヤ、倉本大悟の5選手が25日、合同公開練習を行った。 【写真】後輩の秋元強真をいじる白川 アゼルバイジャンの強豪マゲラム・ガサンザデとの試合でバンタム級転向となる白川は、「とにかくお腹が空きました。(ライト級で戦った)前の矢地(祐介)戦とは逆で、飯食いたいですね」と苦笑。 「フェザー級ではエネルギー不足を感じることはほぼなかったけど、練習強度が上がるにつれ、カロリー不足、糖質不足を感じて、余計に食べ物のありがたみを感じます。あらためてファイターはすごいなと。減量頑張っているファイターはこの状況でキツい練習も乗り越えて、必死こいて死に物狂いでやっていると、減量を経て実感しますね。より格闘技に向き合っています」という。 「身体づくりはライト級は通常体重、フェザーはほぼ減量なし、今回試合決まって2カ月半くらいでバンタムの身体に作り込んでるんですけど、もっと楽に落とせると思った。フェザー級の筋量がビリー(ビゲロウ・コーチ)トレーニングでめちゃくちゃついちゃって、なかなか苦戦している」と、試行錯誤しながらも、「やっと山越えて絞れてきた」と、残り1カ月でバンタムで戦える身体に出来るとした。 フェザー級仕様と何が異なるかを問われ、「全てが違いますね、とりあえず。まずフィジカル面で100パーセント誰にも負けない。スピードもかといって負けない。どこが負けるんやろ? 教えてもらいたい。試合で対戦相手に教えてもらおうと思う」と階級を落とすことで、フェザーの強みをバンタムで活かせるという。 「腕まわりも3年前に手術してから、一回ほとんど筋力が無くなったけど、今はガッと食べてパンプアップすると、フェザーよりデカいです。バンタムに落としたときに、どれくらいフィジカルになるのか楽しみ」と目を輝かせた。 ◆強豪ガサンザデを「あれは面倒くさい」 JTTでは同時期に、朝倉海がUFCフライ級王座に挑戦(12月8日)するため、階級転向のノウハウを朝倉とも情報共有しているという。 「昨日も(朝倉海と)話しましたし、お互いビリーが考えたメニューでやっているので、同じような感じで“今どんな感じで減ってる?”とか聞きながら、“そうしたらいいんか”とか話していますけど、海くんの方が順調です。体重的には」と、朝倉海のROAD FC以来のフライ級戦は問題なく肉体改造が出来ていると明かした。 白川の対戦相手のガサンザデは、名門チーム・アルファメール所属、12歳から始めたフリースタイルレスリングでアゼルバイジャン王者となり、徒手格闘技でもロシアチャンピオンの経歴を持つ。2019年にプロデビューし、2020年よりロシアのAMC Fight Nightsに参戦し、現在No.1タイトルコンテンダーだ。 白川はガサンザデについて「あれは面倒くさい。一番警戒しているのはレスリング。試合映像見る限り、徒手格闘技のロシア王者で日本拳法的な感じ。アゼルバイジャンでグレコのチャンピオンで、全部警戒しています」と表情を引き締める。 「ここしっかり勝って、秋元(強真)くんより先にベルト獲りにいきます」──同門の18歳の新鋭の突き上げもあるなか、33歳の白川ダーク陸斗は、バンタム級の新たな姿で王座戦線に名乗りを挙げることができるか。
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