アフィリエイト広告運用企業の77.7%がASPを複数利用、63.8%がワンタグツールを導入
フルスピードが実施したアフィリエイト広告運用の実態調査結果によると、アフィリエイト広告を運用している企業の約8割が複数のアフィリエイト・サービス・プロバイダ(ASP)を利用しており、6割以上が複数のASPのデータなどを一元管理するワンタグツールを導入していることがわかった。 調査は7月18日に、ジャストシステムが提供する「ファストアスク」によるインターネット調査を実施。アフィリエイト広告を行っている企業のマーケティング担当者188人から有効回答を得た。
ASPを何社利用しているか聞いたところ、2社以上のASPを利用していると回答した企業は77.7%にのぼった。
アフィリエイト広告用のワンタグツールの導入状況について聞いた質問に対しては、、「導入している」が63.8%。すでにアフィリエイト広告運用に取り組んでいる企業の多くが「複数ASPの利用」と「ワンタグツールの活用」を行っていることがわかった。
利用しているASPの数によって、成果への悩みや満足度に違いがあるかも調べた。ASPの利用社数別に「CV数の少なさへの悩みの有無」を聞いたところ、ASP利用数は1社または2社のみの場合は「成果・CV獲得数に悩みを持つ」と回答した割合がそれぞれ約21%。「悩みを持たない」は1社のみが約5%、2社のみが約17%と、ASP利用数が少ない企業では悩みを持つ割合が多い。
一方、ASPを3社以上利用している企業では悩みありが約48%に対し、悩みなしは約60%。ASP利用社数が多い企業ほど、成果・CV獲得数への悩みが少ない傾向にある。この結果からフルスピードでは「利用するASPの数を増やすことで成果獲得につながる」と考察している。
アフィリエイト広告運用における悩みについても聞いた。「成果承認作業(重複した成果がないかの確認)が大変」が44.1%でトップで、次いで「メディア管理(どのメディアで成果が発生したか、などをまとめる作業)が大変」(42.6%)、「メディア管理(紹介されている掲載面に問題がないかどうかのチェック)が大変」(38.3%)だった。アフィリエイト広告を運用する企業は「メディア管理」や「成果承認作業」といった管理に関わる工数に悩みを抱えている。